槍が降ってもアメコミが読みたい。

アメコミの感想ブログです。

ジャスティス・リーグVSスーサイド・スクワッド

こんにちは!!ドロです!

 

すっかり春めいてきまして、桜も綺麗に咲き切りましたね。私もバイクで桜を見に行ってきました。団子は忘れましたが。よく言いますよね花より団子。そこには花見の本分は果たしてどちらかと、明治はきのこか、たけのこかと、持ち家か賃貸か…。終わることのない戦いはどこにでもあります。 

 

そう、アメコミDC誌においても2つのビッグチームの戦いが火蓋を切りました!

それが今回ご紹介する

ジャスティス・リーグVSスーサイド・スクワッド

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です!

 

映画版「スーサイドスクワッド」「ジャスティスリーグの公開を経て、満を持したように登場した本作。上記2つの映画をみているだけでも充分に楽しめますよ!なにより構成が映画的でアクションシーンやドラマパートが絶妙なバランスで盛り込まれており、エンターテイメント作品としてはかなりの出来!!個人的にはアメコミはドラマパートに注力していてアクションに満足できないことが多い印象を持っているので、ヒーローやヴィランがこれだけ暴れてくれると違いますね!

 

『アマンダだよ!全員集合!』

 

てなわけでいつもどおり死線に送り込まれているスーサイド・スクワッドことタスクフォースXの面々。フラッシュでお馴染み、少し前にキラーフロストも加入し更に強固なチームに。

ミッションも無事成功かと思った矢先、ビルが倒壊をはじめ取り残されたデッドショットは死を覚悟し、ビルから飛び降りる…が、身体はフワリと宙に浮いた。彼を支える逞しい腕は、鳥か?飛行機か?いやスーパーマンだ!

どうやらジャスティス・リーグのヒーロー達が騒ぎを聞きつけてやってきたようだ。

騒ぎ沈静化させたリーグはバットマン

 

「大人しくついてこい。その方が身のためだ」 

 

しかしスーサイドの司令官ウォラーの答えはこうだ。

 

「リーグに捕まるな。捕まれば殺す。」

 

頭に爆弾を埋め込まれている自殺部隊には選択の余地はない。

 

「俺たちのほうが有利なんだよ。」

 

「任務に駆り出される俺たちはいつ死んでもおかしくない命だ。今日は違う。お前らリーグは人を殺さないが…」

 

「俺たちは違う!」

 

デッドショットの銃が火を噴くと同時に戦いの火蓋が切って落とされた!!

 

この後は因縁のある相手と個々にバトルシーンが展開されるのですが、ここがまぁ面白い!キャラの個性やバックボーンを存分に活かした戦闘シーンなんです。ハーレイとダイアナ戦はユニークさが微笑ましいですし、バッツとデッドショットはバッツからデッドショットの核心をつくような言葉の掛け合い。皆が皆必要な相手と戦います。これもまた、シリーズを読んだことがある人はまた一段と味わい深い一幕かと。

 

この戦いはまさかのキラーフロストがスーパーマンの生体エネルギーを吸収することで恐るべき力を発揮。全員を氷漬けにすることで終結します。

え?これじゃあもうジャスティス・リーグVSスーサイド・スクワッドが終わりじゃないかって?

もちろんそんなわけはありません。

とりあえずこの物語に必要不可欠な男…の話を聞いてください。

 

『マックスウェル・ロードという男』

 

(スーパーマン読んでるから知ってる…?鼻血をだしてみせるから黙って読むんだ)

リーグと自殺部隊が死闘を交わす少し前…カルフォルニア州デスバレー。政府が秘密裏に管理している超極秘刑務所カタコンペが襲撃された。主犯はたった一人。そう。彼こそがマックスウェル・ロード。この刑務所に収監されている囚人は僅か数人。つまり彼ら専用の、政府にとっての暗部ですらある。

ロードの目的は彼らの解放だった。

 

⚫︎エメラルド・エンプレス(グリーンランタンの能力に似た妖術を使う。)

⚫︎ドクター・ポラリス(狂人。電磁波を操る。)

⚫︎ロボ(ご存知宇宙一の犯罪者。超回復能力をもつ。)

⚫︎ジョニー・ソロー(肉体を持たないサイコパス。涙の王と言う異界の魔神の下僕)

⚫︎ラスタム(人間。暗殺者。炎のシミターは全てを切り裂く。)

 

ジャスティス・リーグに匹敵、それ以上の力を持つ犯罪者達。なによりここにたった一人で、それも正面から堂々と侵入せしめ、この大犯罪者達を軒並み手駒にするあたり、ロードという男の恐ろしさがよく分かると思います。

何を隠そう、ロードの能力は洗脳です。同系統の力を持つ者達の中でも一際高い能力を誇ります。

そんなロードは彼らを率いて一体何をするつもりなのか…。

それはロードと彼ら犯罪者五人の関係とも因果の深いものでした。

 

『ミスリード…』

 

バッツが目を覚ますと、全身拘束の身。どうやらリーグは全員、ウォラーに捕らえられたようです。(バッツは自力ですぐ脱走します。アーカム慣れ恐ろしや)

 

「マジかよ。」

ジャスティス・リーグが収監されてる」

 

とデッドショット。これは新鮮な光景ですね。マジかよ。って口をつくのもわかる。

既に脱走してウォラーとの交渉にあたっていたバッツのおかげでリーグは解放されますが。

 

ウォラーの条件は…「私を守ること」

 

そう。ロード率いる部隊の目的はウォラーの殺害。しかし、何故かウォラーはそれを分かっており、相手チームの能力まで把握している。いずれ此処にやってくるであろうことすら。

 

「元上司だから。彼らこそが…」

「…初代の」

 

スーサイド・スクワッド

 

だーーーー!!!素晴らしい誘導だ!!

完全に表紙詐欺!!(褒めてます)

こんなアツイ展開は予想だにしていなかった。

つまり

 

ジャスティス・リーグ(+スーサイド)VS初代スーサイド・スクワッドだ!!

タマンねぇ!

 

それにジャスティス・リーグスーサイド・スクワッドの対話。コレが堪らなくイイ。普段のライバルが力を合わせようとする瞬間。少年少女の心(年齢は関係ない!)を熱く燃え上がらせるのはやはりここなのでは!?加えてお互いの認識が理解できるワンシーンですね。チームとしての在り方。バッツとスーパーマンスーサイド・スクワッドに対する認識が違うのもまた意識的ではあれど、やはり面白いところ。

 

この後の夢のスペシャルタッグマッチは自分の目で確かめることをオススメします。

というか。2018年におけるマスト。マスト。

 

『正義と正義』

 

ロードはウォラーと確執のある初代スーサイドを操る為にウォラー殺害という大義をエサに真の目的に近づいていた。

 

"如何に純真であろうと、如何に強い意志をもっていようと、内なる暗黒が魂を穢す。

別名はナルサ・チト、あるいはエクリプソ・ダイヤモンド、そして…ハート・オブ・ダークネス。"

ロードが…これを手に入れたら人々を洗脳した上にあらゆる人々の最悪の側面を引き出すことができる…。

彼は自らの正義の為にこれが必要だった。

真の目的世界平和の為に。

ジャスティスリーグを洗脳するとたった13分でアメリカを掌握した。これが彼の理想郷。犯罪の無い完全世界……。

自信高々に広げた腕の先に映る世界は、燃え尽き。混沌と化していた。人々は暗黒面に支配されて暴力と欲望の渦の中。ダイヤの狂気に呑まれたロードにはもう絶望しか残されていなかった。

 

業火を引き裂き、走る影が見えた。

バットマン、ロボが率いるスーサイド・スクワッドだ!!!

幸か不幸か、ロードに不必要な無力な負け犬の烙印を押された彼らには洗脳の手が及んでいなかったのだ。(ロボは諸事情により頭が吹き飛んでいたから)

洗脳されたジャスティスリーグとの大激突が始まる!!

 

この戦いの最後には、戦いというものは単純に善と悪では括れない事がわかります。ジャスティスリーグにはもちろんスーサイド・スクワッドにも彼らの信念がある。もちろん犯罪者には違いないですが、必ずしも悪人ではないのだと。バットマンも自らの考えを改め共存の可能性を見出すほどには。

とある正義と、また違う正義のぶつかり合い。

一塵の希望を残して、ジャスティス・リーグVSスーサイド・スクワッドは終幕を迎えるのでした。

 

そんな中、捕獲されたロードと話す人物が一人。

「俺をスーサイド・スクワッドにでも入れる気か?」

「お前の力は強すぎる。タスクフォースXではむしろ無駄使いになる。お前の所属先は…」

 

「…タスクフォースⅪ」

 

これが彼女の選択。

ウォラーの正義。

 

 

『あとがき』

 

もう本当にお腹いっぱい!なくらいに堪能させていただきました!!大満足の一冊ですね。大判カラーの280ページ相当が怒涛の勢いでめくれていくのは本誌がいかに素晴らしいかを物語っています。ぶっちゃけると2018年に入ってから読んだアメコミで1番面白かった!!当然ファンは涎垂なのですが、初見でも充分に面白い。映画「スーサイド・スクワッド」を(評価は別として)観れたように本誌も楽しむことができます。エンタメ感が強く、話もわかりやすいので常にワクワクしながら話を見る事ができました。

キャラクター個人が抱える問題にも自然に寄り添っていたりしてドラマパートもかなりよく練られています。

ファンはもちろんアメコミ初心者の方にも絶対に楽しんでいただける超一級品です!

 

では今回はこの辺で!

また次回ー!

閲覧ありがとうございました。

 

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スーパーマン:アメリカン・エイリアン

こんにちは!ドロです!

 

私のブログを見てくれているような人は、一度は考えたことがあると思います。

 

「もしも自分にスーパーパワーがあったら?」

 

んーそうですね。正義のた為に悪党を倒したり?街の平和を守ってみたり?はたまた、力に溺れて悪事に加担したり…。

いくつか選択肢があると思います。でも、それは今のヒーロー達を目にしているから。ヒーローの概念が無い世界でスーパーパワーを手に入れたら一体どう考え、何をするのか。

自らの常軌を逸したパワーに頭を悩ませることでしょう。

そう。それは、かのスーパーヒーローも同じでした。

これはクリプトン星人のスーパーマンの物語。ではなく、地球人のクラーク・ケントの物語。

 

『スーパーマン:アメリカン・エイリアン』

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をご紹介いたします。

 

『苦悩の少年時代』

 

前述の通り、生まれながらに強大な力をもっていたら?身体は勝手に空を舞い、人とは思えない怪力。傷一つつかない身体。夜な夜な光る眼から出る光線…。スーパーマンを知ってる私達からすれば羨ましく感じるかもしれませんが、当の本人にしてみれば恐怖そのものでしょう。普通とは違う。みんなと同じくは過ごせない。これが子供にとってどれだけ怖いことであるか私は知っています。

足が遅い。一人で絵を描いている。背が大きすぎる。小さい。そんなことですら、差別の対象になってしまうような子供の世界で、完全に普通じゃない力…。

そんな不安ドン底の深い闇から救ってくれるのは両親や友人でした。

個性を認め、「逆に考えるんだ。普通じゃなくたっていいさ…と。」そう言ってくれる人がクラークにとっては両親でした。

心配ながらも、私達の息子だ。とクラークの闇を払ってくれるのでした。

その甲斐もあり、少年クラークは自分の力をコントロールできるようになります。無邪気にはしゃぐ彼を、微笑ましくも心配そうに見つめる両親の目は暖かくもどこか憂いを帯びていました。さも彼の未来が見えているかのように。

 

『大いなる力には…?』

 

成長したクラークは完全とはいかなくも、力を制御できていました。友人達のピート、ケニーもその力を理解している上で、普通と変わらない付き合いをしてくれるのでした。「透視能力で人の裸を見るなんてサイテーのエイリアンだ」なんて冗談をとばしながら。

そんな中騒動は起きてしまうのです。

強盗殺人が身近に起き、スーパパワーで犯人の正体は掴みつつも協力はしないクラーク。恐らく普通の人間でいたい気持ちのせいなのかと思います。しかしピートの

 

「殺されたのがお前の両親だったら?俺だったら?それでもお前は何もしないのか?」

 

そう説得され、決心したクラークは単身、犯人グループの元に乗り込みます。

銃で撃たれても平気。目から怪光線。怪力の怪物に襲われたと重体となった犯人達は語るのでした。

犯人達を倒し、人質のなっていた家族を救ったクラークでしたが、未だ自分はやっぱりバケモノなんじゃないかという思いを捨てきれないようで、母マーサに対してもその気持ちを吐露します。

マーサはクラークの身を案じて、こんなことはもうしないで。と叱ろうとしますが、口から出た言葉は「…お前がいなければ、あの家族はどうなっていたか、それがずっと頭から離れなくなって」

この物語はスーパーマンとしての精神を作る根幹になりえる事件の一つのような気がしますね。クラークももちろん悩みますが、それは彼だけではないということ。これはスーパーヒーローでなくとも大切な人がいる人間は皆おなじではないでしょうか。

 

『宿敵、好敵手、仲間、そして…』

 

もちろんスーパーマンのオリジンを深く掘り下げるのも本誌の魅力の一つなのですが、それ以外にもバットマン、レックス、デスストローク、ロボ、ロビンなど様々なキャラクターが共演を果たします。クラークとどんな邂逅を果たすのか?それも魅力のひとつ。扉絵にもスーパーマンの物語に関連するキーワードが散りばめられていて細かい気が利く面白い仕事を沢山目にすることが出来ます。

やはりバットマンの因果は深く、この2人の絡みは必然的であるとも言えます。

対してレックスはマストな人物だとは思う反面、現行誌を追ったりしていた身ではない私からすれば、正直なところ過去の人のような気がしてしまいました笑 なんか久しぶりにお見かけした気がします。

以外だったのは、デスストロークとロボで、まさかのサプライズにテンションが上がってしまいました。しかしまぁチョイ役で…大好きなデスストロークにいたっては一瞬で出番はなくなってしまいましたし…。

それでも、やはりスーパーマンとなる前の出会いだからこそ面白い部分は大きいですね。

 

『君はスーパーな友達』

 

いよいよ、本格的にスーパーマンとしての活動を始めたクラーク。

そんなところへ、かつてからの友人であるピートとケニーからはるばるカンザスから遊びにやってきます。

最初は意気揚々と楽しく時間を過ごしていましたが、夜になって酒を酌み交わすうちにピートにスーパーマンとしての本質を問われます。

本当にしたい事はなんだ。

何の為に戦う。

そしてお前は何をすべきか。

今の状態で地球の…両親に顔向けできるのか。

そんなんでブチ切れたクラーク叫びながら超速で月へ 笑 

大気圏あたりで燃え尽きた後、そこでグリーンランタンの1人にクリプトンの真実を知らされるのですが、まぁそれはとりあえず置いておいて。

気がつくとアパートの屋上に転がっていたクラーク。介抱してくれたのはピートのようです。

クラークが謝ろうとするや否や、ピートが先に口を開きます。

スーパーパワーを持っていてとんでもなく強くても、これからもっと強大な敵が現れるかもしれない。そんな時、俺はもちろん、お前の正体を知ってる身近な人間は誰一人としてお前の助けになれることは…何もないんだ。

お前は1番の友達なのに。

 

とピートはスーパーマンとして活躍するクラークへの思いの丈を、怒りの訳を、打ち明けるのでした。

 

全編に渡って言える事ですが、この回では特にスーパーマンも人間なんだと強く身近に感じました。事実私にとっても友人という存在はいつも大きくとても大事なものです。いつも自分のそばにいて、すっと手を差し伸べてくれるのは友人達です。両親が知らない一面ですら知っていたりしますからね笑

たぶんそれはクラークも同じですね。

 

『まとめ』

 

正直なところ、私はスーパーマンて何処か人間味にかけるイメージがあったんです。無機質で真面目で正義に生きる男。何処か、つかみ所のない、全てを押し殺したかのような笑顔…。

とはいえ、近年スーパーマンもドラマや映画などで多数作品化され、彼のオリジンに触れることでその印象は崩れつつあったのですが、この作品はそれに拍車をかけましたね。

スーパーマンもヒューマンなんだと、パワーこそ異星人であれど、本質としては地球人に近いぞと。

最初の方に感じていた。完全超人のような冷たいイメージは彼の正義への覚悟ゆえなのだと思います。

本誌では全編をとおして、スーパーマンとしての彼が形成されるまでに必要な物を全て詰め込んでいます。これを読むだけで他のスーパーマンの作品が少し違って見えるかもしれませんよ。断言してもいいでしょう。スーパーマンを語る上で本誌を読むのは絶対に必要なことだと思います。

 

と、なんか少しお堅い空気になっちゃいましたね。DCは人間性に深く踏み込んでくることが多いので、どうしても…笑

 

今回はこんな所で、失礼致します。

閲覧ありがとうございました!

 

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ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ

こんにちは!ドロです。

 

冬もそろそろ終わりを迎え、春が訪れようとしていますね。お寒い毎日もサラバ!!しかし寒さに変わって今度は花粉が私達を苦しめるのです…花粉をガードできるスーパーパワーがあれば…!そんな春は出会いと別れの季節だとかなんとか。どうやら、DCコミックスのハーレイも、かつて道を判ったプリンちゃんと再会を果たすようですよ〜?

 

そう、今回ご紹介するのは…

ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ』

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です!

 

ここ最近になってハーレイ誌にも多く目を通すようになってますが、ほんとどれも傑作揃い!

アップテンポで爽快感があって笑える!そんな作品が多いので、元気になれるんですよね。自分の中ではマーベルでいうところの「赤タイツ」と似たポジションにいる気がしております笑

アンチヒーローヴィラン、ダークヒーローを偏食しているので、段々と…その、彼らの悪人としての認知が普通とはズレてきている気がしている今日この頃です。

 

『魅惑のヴィランズボディ』

 

物語はハーレイの休暇から始まります。(そもそもヴィランにおける休暇ってなんだよって感じですが)唯一無二の大親友であるポイズン・アイビーとキャット島に羽を伸ばしにきた美女2人。サイ・ボーグマンの所有するリゾート地で存分にお楽しみタイムを満喫するのでした。

なんといってーも注目するのはセクシーな2人のボディラインでしょう!!いまいちアメコミにおける女性キャラクターって可愛く見えなかったり、魅力的じゃないことが多いことも少なくないかなーっと思っているんですが、例外はあれどハーレイはいつもキュートに描かれていますよね。勿論物語のつかみとして伏線はあちこちに張られていますが、それ以上にプールではしゃぐ2人。ヌーディストビーチでくつろぐ2人。などなど男性諸君の目の保養になるシーンが私的にはイチオシだと言いたい!!一週間の休暇を終えて、アイビーとは涙の別れ。しかしコニーアイランド達の仲間たちが「まってたぜ!寂しかったよ!」と迎えてくれるのでした。

『レッドツール』

 

私は今回が初見のキャラクターなんですが…レッドツール…どうやら工具をモチーフにしたヴィランのようなんですが。どーーうにも既視感がある!!!黒基調に赤のライン全身タイツに目は白。喋る吹き出しは黄色がかっていて工具の形になるというこだわりよう。(つまりはスレイドよろしく、こいつも本名はナントカ・ウィルソンなんじゃないかってこと!)そして一目でハートを射抜かれてしまいました。そんなレッドツールはどうやらハーレイにホの字のようで、今回も作戦に同行してみたり、先走ってみたり。一途で、チャーミングなキャラクターのようです。ハーレイとの掛け合いなんかも見ててニヤニヤしちゃうくらいですよ。ジョーカーより彼と幸せになってほしい!まぁ、ハーレイを追っかけている方が魅力的にみえる気はしますが。多分、勝手な予想なんですが彼、人気爆発しかねないポテンシャルを秘めていると思います。

しかし如何せん調べようにも情報が少ないんですよ。(ブラック・ホワイト&レッドは買います)経緯とか能力とか詳しい情報をおもちの方は是非私のツイッターまで。今年のコミコンはレッドツールで行きたいです。笑

 

『Jの復活?』

 

なんやかんや言いましても、本書の肝はココです。アーカムにいるはずのジョーカーの出現。最早、ハーレイにとってはプリンちゃんではなく、憎き敵に。そりゃもう皆んな大騒ぎです。

今までの、のんびりとした空気が一気に張り詰めるのを感じます。ジョーカーの身の周りにあるもの全てが命の危機を身体の危うさを感じさせる程の迫力です。「話がある」とピリピリするハーレイに次に会う時間を指定して、約束を取り付けます。彼は何を企んでいるのか、話はどう転がっていくのか。あのジョーカーです。一筋縄じゃいかないだろうと、胸の高鳴りが止みません。ここで、でましたレッドツール。ハーレイが心配すぎて待ち合わせ時間に先回りしてジョーカーをンボっコボッコに(殺す気で)

勿論ハーレイは激怒。レッドツールは30日の謹慎を食らいます。ジョーカーの話を聞くためにボロ雑巾と化した彼をコニーアイランドのアジトまで連れて行くのでした。

 

『やっぱりヴィラン

 

話を聞く…とは最早、建前同然で「改心した」なんてジョーカーの言葉には一切耳を貸す余地もなく、ジョーカーはひっどい目にあうことに…。ちょっと同情してしまうくらいに。でもここで思うんですよ。「同情?あのジョーカーに?なんで??」どんな危機的状況ですら、ジョークだとばかりに笑い飛ばす筋金入の大悪党で狂人のジョーカーに。疑問が確信に変わった時にページをめくるとハーレイはこう言い放つのです。

 

「あんた、一体全体どこの何者よ!?」

 

そう。節々に感じる言動の違和感。

情けなく見える表情。これが答えでした。

ハーレイが導き出さなければ答えにはなりませんでしたが、それでも流石の計算された作画で上手な見せ方だなぁ!と感心しました。

ジョーカーというハーレイの琴線に触れたこの偽物のせいで、ハーレイの顔つきはガラッと変わります。(スーサイドのときですらこんな顔してないと思う)拷問も酷いもんでしたが、終盤この一件に始末をつける時の冷酷さ、その冷たい眼差し、淡々と部下に命令を言い放つシーン。全てが彼女をヴィランだと再認識させると同時に、全身に鳥肌が立ちました。

映画「スーサイド・スクワッド」の影響もあり、ポップでキュートな一面が強く認知されていますが、彼女はやっぱりヴィランです。この温度差こそが凄まじい魅力なのだと確信しました。と最後のシーンと同時に私はすっかり今までより更にハーレイのファンになっていたのでした。そう。まるでレッドツールの様に…。

 

『あとがき』

 

いろんな意味で凄まじい破壊力をもつ作品でした。ハーレイの魅力を更に掘り下げていきたい方には是非ともおススメしたい一冊です。正直、ハーレイ全作品に目を通しているわけではないので、コニーアイランドの仲間達など、繋がりが不透明なまま読み続けているのですが…("そういうもの"なんだとあまり気にしてませんでした。)

今回登場したレッドツールは私にとってかなりドツボのデザインとキャラクター造形でして。

特に好きなキャラクターがスポーン、デッドプール、デスストローク。と言えばわかると思うんですが…本当にいい。どの話数にも登場していますし、DCとしても推しメンなんじゃないかな…!

DCに博識な方には是非彼についてご教授頂きたいです!!

あとですね、レビュー中では言及しませんでしたが、最後に口直しの如く収録されてあるハーレイのクリスマスの短編こちらもおもしろいので(レッドツールもでてるし)一見の価値ありありですよ。いつものポップならハーレイが見たいなら特に。

数あるハーレイ誌の中でも本誌は私的には1番充実した時間を過ごせたと言っても過言ではありません。

機会があれば是非お手に取って見てくださいね

 

では今回はこの辺りで!

閲覧ありがとうございました!

 

 

毎度毎度うるせ〜なって思うかもしれませんが結構ツイッターってモチベーションに繋がるんです笑笑

 

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WONDERFUL FOODS

こんにちは。ドロです。
ツイッターで反応してくださった皆様。
ありがとうございます。

これは私が学生の頃に作った絵本です。
とりあえず、はじまりはじまり。
(データが破損してるのでスマホ直撮りです。ご容赦ください。)

『WONDERFUL FOODS』


































なーーーんて暗い物語でしょう。笑

これは食糧問題をテーマに描いたお話なんですが、より強く印象を残すために、インパクトのある物語にしたんです。(トラウマにするくらい)
基本的には子供むけで、在りし日の大人になって忘れかけたその時にハッと蘇るような作品にしたかったんです。その時に気付きがあればいいなと。


だんだんと色彩も無くなって。

一見煌びやかな物も真の邪悪な姿を見せます。

甘言ばかり吐くものは。

自分にとっての甘味は。

毒。

その身を侵すものです。

なーんて!
こんなこともしたりしてます、宜しければご感想など頂けると日々の糧になります!

それでは次回はアメコミのレビューでお会いしましょう!

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スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン

こんにちは!ドロです!

突然ですが、自分の父親がスーパーヒーローだったら…なんて考えたことありますか?

すごい魅力的ですが、反面。気が気ではないでしょうね笑

今回は実際にそんな環境に生まれ、ヒーローとしての使命を背負った2人が主人公の一冊!(もちろんスーパーマンも)

 

『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』

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をご紹介致します!

スーパーマンを中心にしたショートストーリーがオムニバス形式で展開されます。

本誌はリバースシリーズの第2弾にあたるもので、第1弾には『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマンがありますが、読んでなくても全然大丈夫でした。(繋がりを感じる場面はありますが、それでも全然問題なし!)

全編全話とても面白いのですが、いくつかピックアップして魅力をお伝えしていきたいと思います!

 

『スーパーマンの日常』

 

悪党を倒して世界を守る…いつものスーパーマン。それが彼の日常…?いえいえ、彼にも愛する妻がいて息子がいます。今日はヒーローはお休みして、家族でお祭りに行くぞ!!

「絶対にスーパーマン的な活躍なんてしないって、約束できる?」

「約束するよ」

「やったァ!」

と、なんともハートフルな一幕です。

とっても楽しそうな、妻のロイスに息子のジョナサン!もちろん父であるクラークも。

これだけで充分に見る価値ありますよね!笑

ただまぁこれで終わるわけはなく、不穏な影がチラつくんですが…。

その、問題を片付けるシーンを一切見せないんですよ!徹底して家族の日常に(この家族の場合は非日常ですか笑)フォーカスした、この描き方はとても良いですね。

オチではまさかの展開でロイスには「スーパーマン的な活躍」がバレてしまうんですが、実にここも微笑ましく、そのままラストに繋がります。花火で彩られた月夜をバックに、家族3人でジェットコースター!!

最後までほっこりさせられましたね。

スーパーマン好きな方はマストな1話ではないでしょうか。

 

『スーパーサンズ!』

 

遂にDCの問題児2人が邂逅を果たします笑

そうです。スーパーボーイのジョナサンと、ロビンことダミアンです。

ジョナサンの力が徐々に発現しつつある中、それを危惧したロビンが監視を始め…遂には拉致。笑

もちろんブチ切れパパが乱入!!

ダミアンを止めに来てたバッツも息子を守る為にクリプトナイトのバットラングまで持ち出す始末 笑笑

ま、大した自体にはならず事無きを得るんですが…クラークとしても息子の能力の暴走を気にかけているようです。バッツと2人でデータを眺めながら(問題児たちはアルフレッドに窘められて別の部屋に)

 

「君や私を育てるとき…私たちの父親も…こんなに悩んだと思うか?」

「あぁ」「それが父親というものだ」

 

このシーンはなんか少し感慨深いですよね。

2人の育った環境や境遇を考えるとなんかホロリと来ちゃいます。

一方、親の心子知らずとはまさにこの事でダミアンの小言でジョナサンはブチ切れ!ダミアンのみぞおちにキツい一撃をお見舞いします。

あと一歩で殺し合いに…ってところでパパズ参上。ここ。めっちゃ怖いんですよ笑 お見せしたいんですが、版権上ブログでは難しいので載せられないのが残念で仕方ありません!

こんな怖いお父さんいませんよ笑笑

ホント…。

 

『力を合わせて』

 

こっぴどく叱られた2人は、装備を全没収され特訓施設にぶち込まれます。

そこを出たのも束の間、父親たちの考えたゲームに強制的に参加させられます。(団結力を身につけるためにです。)

機転を利かせ、持てる能力を遺憾なく発揮し、試練を乗り越えていく…のですが…こなしてはいても団結はできていません。

バットケイブに到着して待ち受けるのは真の試練でした。

バッツのヴィラン達のDNAが混ざり合った文字通りの怪物が現れ父親達とアルフレッドを捕らえています。

ここではじめて2人のニューヒーローは力を合わせて戦います。ジョナサンのスーパーパワーとダミアンの練達された武術が組み合わさり、みごと敵を打ち果たします!

みごと「スーパーサンズ」となったのでした。

 

場面は変わって

誇らしげに息子達の話に花を咲かせる2人。

ただ目を離した刹那、また大喧嘩をおっぱじめるのがこの2人。

どうにも父親達の苦悩がなくなることはなりそうです笑笑

 

この息子達が織りなすドタバタ劇、噛み合わない2人がなんとも可愛らしいです。ダミアンとジョナサンが合間合間にみせるコミカルなシーンが笑いを誘いますね。

この2人がこの後どういった活躍をしていくのか、力を合わせてまた我々を笑わせてほしいですね!笑 

 

『まとめ』

 

今回ご紹介した話の他に掲載されている短編もすご〜い面白いんですが、どうしても説明が必要になって長くなってしまうので、やむなく切りました!(そしたらちょっと短めの記事になっちゃったんですが笑)

個人的にDCにはヘビーな話が多いイメージがあるんですが、本誌はとてもコミカルで明るく楽しい気分にさせられますね。ある種の父と子のコメディロードムービーを見ているかのような。そこにバッツ親子も登場してテンションは最高潮に 笑

息子達との話もそうですが、どの話にも家族の繋がりや愛を思わせるシーンがありますね。

たぶん本誌のテーマになってるのは「家族」だと思うんですが、スーパーマンというスーパーヒーローとして活動する特殊な夫であり父をもつ環境であるからこそ、よりその繋がりは深く見えてきますね。これから先には、並大抵ではない試練が待ち受けていることも少なくないと思います。ただ、本誌でこの家族の強さがよく分かりました。それにクラークにはバッツをはじめ心強い仲間も多くいます。きっと、どんな苦境も乗り越えていけると思います!

 

ではでは今回はサクッとこのあたりで。

いつも閲覧ありがとうございます!

ではまた次回!!さよ〜〜なら〜

 

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スパイダーマン/デッドプール:サイドピース

こんちゃー。ちゃんドロです!

 

またまたやってきましたね!お楽しみタイムが!デッドプール(×スパイディ)の新刊はホントいいペースで刊行されてますよね〜。

特にこの2人の人気は今、留まるところをしらないですね。

 

ということで!今回は!

スパイダーマンデッドプール:サイドピース』

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始まるよ!!

 

本誌はデッドプール×スパイダーマン:プロローグ、ブロマンスに続く2作目、3冊目の作品ですね。(プロローグはエピソードゼロとしているので0作目扱いです)

とはいったものの、実は今作はブロマンスの物語の続き…ではなく、2人の短編集になります。(最近短編集の記事が多いな…)

短編集のいいところでもありますがストーリーの前後を気にしなくていいので、デップーとスパイディの掛け合いを気軽に楽しみたいならばうってつけの一冊ですね。

 

『俺ちゃんはハリウッドの夢を見るのか』

 

暇を持て余していたデッドプールは、サーモン・スタントマンに映画デッドプールのスタントをやらないかと誘われる。そのお手伝いをスパイディにお願いして2人はスタジオに向かうが…果たして「全然怪しくない」お仕事の行く末や如何に?

 

実写映画が公開されてからというもの、ライアン・レイノルズいじりに余念がないなと思うデッドプール誌の今日この頃。全てで五話収録されている中でも一番ジョークが冴えていると思った話です笑

当然、デップーが向かう先にトラブルあり。

スパイディと一緒にハリウッドで大暴れの大立ち回り!いつもは喧嘩しちゃうスパイディも今回はノリノリでジョークとウェブを飛ばしまくっています。

すったもんだでスタジオはめちゃくちゃ。騒動のあとスパイディの助言をうけて監督は天啓を得た様子。「なるほど!これでデッドプールの映画が生まれるオチだな!?」創られた映画は…ここはもーーう大爆笑!!!DCコミックスに怒られるんじゃない?笑笑

デップーとスパイディの軽快なフットワークと最後のオチがみたい方はマストバイですb

 

 

『ミステリオの日』

 

これはレトロ回。1968年アメイジングスパイダーマンに掲載されるはずだったが、当時の社会背景を考慮してお蔵入りになった、デップーとスパイディの伝説的邂逅…。

 

デップーがヴィラン然として活動しているのはなんだか新鮮な感じさえしますね(根幹は変わらないのは50年前でも同じ)

この話のテーマは政治的な要素が多く、この2人には似合わないような気もするんですが、デッドプールの存在がスパイディ誌に対してある種のスパイスになっているように感じます。

と言うのも、終局、スパイディが悪者を捕まえてお終い…ではなくてデッドプールが逃しちゃうんです。

 

「本当に甘ちゃんだな。こういう金持ち連中は罪に問えないよ」

「金持ちは刑務所には行かない!お前は裁判でマスクを外して証言できるか?」

 

なんて台詞と供にデッドプールらしくも恐らく当時のアメリカが抱える政治的問題をデッドプールを介して皮肉っているのかなと。只の勧善懲悪で終わらせないで皮肉っぽいのはスパイディらしくデップーらしいですね。(ミステリオは噛ませ役で出演!)

 

プレステージ:ペン&テラー』

 

ラスベガスで高名なマジシャンでコメディアンのペン&テラー(wikiですぐでてくる!)

そのペンが脚本を担当して…本誌にも登場する。もちろん彼の(コミックの中の)思惑通りに話は進んで行く、デッドプールですら抗うことは不可能!!相方のテラーとデッドプールを一週間入れ替えちゃうお話です。

 

デッドプールの第四の壁を破壊する能力が存分に生かされてますね。メタ表現…というか、メタそのもの、むしろメタ以外では構成されていない…くらいの話。

入れ替わったテラーはスパイディとヒーロー活動を始めますが(スパイディは入れ替わりをしらない)なぜ気付かないスパイディ!(あ、ペンが脚本を書いてるからだ!)それにヴィランにでくわしてもテラーが全然ピンチにならない!(あぁ、ペンが脚本を書いてるからだ)しかも、不思議とデッドプールが大人しくしてる(そうか。ペンが脚本をかいry)

とは言っても流石に有名なコメディアンなので、話の流れは綺麗でオチもちゃんとしてる。

デッドプールスパイダーマンにおけるコメディ回の傑作のひとつになったかもしれませんね。その秘訣はもちろん、ペンが脚本を書いているからだ!!

 

『サターンが街にやって来る』

 

ヒーローもヴィランも一時休戦。それが誕生祭…聖なる夜…。ヒーロー達はデッドプール主催のパーティーを楽しんでいた。誘われなかったスパイディを除いて。そんな中、街ではサンタ面の大男が民間人を千切っては投げ、千切っては燃やし、千切っては…。パーティーを追い出されたデッドプールは(ホストなのに)スパイディと組んで騒動の解決に向かうのだった!

 

まず。この話。

収録されている話の中で一番好きです!!!

大虐殺を繰り広げるサターンの解決をバトルでしないんですよ。彼を満足させて大人しくさせよう!ってんでクリスマスにサターンの接待をするんです笑(神様なので満足させたら殺した人は元に戻してもらう約束。神!便利!)

私たちがするであろう、暴飲暴食と娯楽と悪ノリの限りをデプスパコンビとやり尽くすのです。面白くないわけがない!USJの次のライド系のアトラクションはこれにしてほしいくらい。

エナジープール(デッドプールプロデュースのエナジードリンク)でおかしくなって「Amaziiing!(スゴ〜〜い)」しか言わなくなったスパイディは超キュート。ファン垂涎のコマが約2ページ近くありますよ笑

ここ最近のデプスパで最もハイテンションでクレイジーなストーリーです。

コレを読まなきゃモグリだぜ!是非!

 

『大怪獣おナス』

 

チミチャンガ大食い大会という魅惑の嘘に騙され、謎のクソガキ集団…もとい魔女JKの集団に捕まったデッドプールはシクラー召喚のダシにされていた。デッドプールの血を糧に魔法陣から召喚された「運命の伴侶」はシクラーではなく、スパイダーマンだった!死んだ大魔女である校長の憑代にシクラーを用意するはずの彼女達だったが…その憑代はスパイディになってしまったようだ。

 

シチュエーション自体は大怪獣と闘う展開と、珍しいもののやる事といえばいつもとなんら変わりはありません笑。

ただ今回はデッドプールスパイダーマンの絆がより深まるのがみえる一幕で、そこが魅力だと思っています。デッドプールスパイダーマンを「運命の伴侶」だなんて思っているのはいつも通りで、まさに「ブロマンス」的なのですが、スパイディも表にはださなくともデップーの事を大事な友人だと思っているようなシーンが垣間見れます。デップーが大怪獣に食べられてしまうシーンで

 

「友人は言い過ぎか。疫病神に近いかもね。」

「でも、僕の疫病神だ!」

 

なんて叫ぶシーンはツンデレそのもの。2人は友人であり厄介な関係。でも、この微妙な距離の2人を見続けていきたいですね笑

 

『あとがき』

 

いつも思ってたんですが、『まとめ』では何もまとめていないんじゃないかと笑

これからは『あとがき』にしたいと思います。

 

いやー楽しいですねー、デプスパシリーズ。

キャラクターの関係性が日本にマッチしているというか。ヒットするのもわかります。

アメコミライト層の取り込みに関してもこの2人は一役買っているんじゃあないでしょうか。私は元々この2人は独立して好きだったので、単にそこで掛け合いが見れる事に嬉しかったのですが、違う視点から見て興奮する人も少なくないとかなんとか。二次創作で2人が組んず解れつ…なんてのはあくまで2人は友人なので…あんまり好きじゃないんですが。なんたって公式で「ブロマンス」ですからね…もう。諦めました笑

今回のオマケのトントン相撲で存分に組んず解れつさせちゃってくれればいいと思います!

この先、デップーやスパイディといった軽快な一面も持つキャラクター達がアメコミの間口を広げていってくれると思います。

更なる躍進に期待して、次回の「イッツィ・ビッツィ」を待ちたいと思います!

 

それではまた次回!

閲覧ありがとうございました!!

 

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タスクマスター:失われた過去

こんにちは!ドロです!

新刊のラインナップ的に次のレビューが予想できた方もいるのでは?笑

デッドプールがきたら次は勿論…

 

『タスクマスター:失われた過去』

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ということで、今回はタスクマスターの新刊をご紹介します!!

実はタスキーは今回が初翻訳だそうで。

初めて出会う方もいらっしゃると思いますからまずはタスキーの話から始めましょう。

 

日本。東京のダイナー。「ハッピービッグファット」で男はラーメンをすすっていた。

ただし、普通じゃないことが2つ。男はヤクザに囲まれているということだ。

男はヤクザにあらぬ疑いをかけられている。

ヴィランズ側を裏切っており、ヒーローであるキャプテンアメリカ側のスパイなのではないかと。

そんなセリフをヤクザが吐くやいなや

 

「酷いでっちあげだな。不愉快極まりない。」

 

「確か、ヤクザは詫びを入れる時指を詰めるらしいな。」

 

「これでチャラにしといてやる」

 

"エレクトラ"の剣さばきで振り降ろすと、片手の指がごっそり無くなったヤクザが悲鳴をあげる。"キャプテンアメリカ"と見紛う体術でヤクザの壁を崩すと颯爽とその場から消えた。

もう、1つの普通じゃないこと。

それは男が「タスクマスター」だということだ。

 

ハジメマシテータスクマスター』

 

CAPCOMから発売されているゲームソフト「MARVEL vs CAPCOM 3」で初の出会いを果たした方も多いのでは?

そう、アメコミ界数多いヴィランの1人。

数多の犯罪組織に出入りして一流のヴィラン達を養成するエキスパートです。

それも彼の持つ特殊能力「写真的反射能力」こと"フォトグラフィック・リフレクシズ"のなせる技である。

一度見た技は一瞬。でなくとも、短期間で完璧に自分のものに出来てしまうのです。体術に限らず、言語や知識も範囲内です。

その能力を利用して金になるヴィランを相手に商売をして生計を立てているのです。(自ら悪事を働いて戦うより金になるから)

とはいえ、完全なる悪人ではなく、立ち位置としてはデッドプールのような傭兵に近く、金次第では敵にも味方にもなりえます。故にデッドプールとは腐れ縁というか悪友というか。

そんなタスキーが今回の主人公です。

 

『その男10億ドルの賞金首につき』

 

アスガルドの包囲戦で多くのヴィランがお縄についたにも関わらずタスクマスター は無事だった。そんなことから何者かに裏切り者として10億ドルの賞金首にされてしまったわけです。勿論、ヒドラやエイムをはじめとする悪の組織達は総力をあげて彼を殺そうとします。もう彼のすぐそばに近づいており暗殺の機会を待ってるだけの連中すらいるほどです。

そんな中タスキーはとあるダイナーでビーチボーイズ「英雄と悪漢」(ヒーロー&ヴィランズ)を聴きながらウェイトレスのメルセデスと会話を楽しんで?いるのでした。

 

この後、もちろんドッタンバッタン大騒ぎになるのですが、その際エイムの連中が薬品で身体強化をしてムキムキになるんですよ。

そのときの

「エイムの!技術は!世界一ィィ!」

これは言わずもがな…笑

翻訳者の方悪ふざけが過ぎるかと笑笑

 

そんなこんなで襲撃を受けた際にウェイトレスメルセデスも巻き込まれて賞金をかけられてしまいました。命を繋ぐためにデマの真相を突き止めるために。タスキーとメルセデスの2人の逃亡劇が始まるのです。

 

 

『ドン・オブ・ザ・デッド』

 

どうやらタスキーは記憶を失っているようで殆どの人間との繋がりやら、経緯やらを忘れているようです。(デッドプールの事は覚えてたけどね)最初に逃げ込んだ先がメキシコ!!

ビラメヒコー!!

の悪党!ドン・オブ・ザ・デッド!(なんかショッピングモールに逃げて、武装したバスでゾンビを蹴散らしながら無人島に逃げたくなる名前ですね〜)

に匿ってもらうことに。

ここで判明する新事実。タスクマスター は髑髏のマスクを着用していますがこのマスクは死の女神サンタ・ムエルテを模していたようです。

結局ドンもイかれた野郎でメルセデスを殺そうとするもんですから持ち前の特技。フォトグラフィックリフレクシズを生かして窮地を脱します。(ここは必見。

メルセデスも敵の銃を華麗に奪い取り反撃に…って、あれ?君は一般人のウェイトレスだよね…?スペイン語も話せちゃうし…。

とにかく、ドンはDead Endですし。何も手かがりは得られぬまま、次の目的地に向かうのでした。果たしてタスキー一行の命運や如何に。

 

『真実の記憶』

 

タスキーは記憶の断片を辿りながら真相に近づいていきます。ヴィランとしての過去に悩み、葛藤しながらも手段を選んでいる暇はありません。

そんなタスキーを甲斐甲斐しく支えて同行するメルセデス。しかしそんな彼女どうも行動がおかしい。どうやらタスキーを監視してる様子で誰かに状況を報告しています。その相手は…。

ニック・フューリー!

そう。実は彼女シールズのエージェントだったのです。

一体何の為に彼女はタスキーを監視しているのか…謎は深まるばかり。

そして最終目的地、アンデス山脈はゴルシュトの城に到達した時、タスクマスターの真実の記憶が全て解き放たれることになるのでした。

と同時にこの逃亡劇の真意が、タスクマスター の闇が記憶の解放という光を浴びて徐々に姿を露わにするのです。

 

『失われたオリジン』

 

*物語の重要なネタバレを含みます!!

 

実はタスキー自身がシールズのトップエージェントであったことが明らかになります。かつてタスキーはアンデス山脈で特殊な任務に就いていました。ヘイトモンガー及びゴルシュトの排除です。ここではヒトラーの細胞から抽出した記憶のエキスの培養を行なっており、それを注入した戦士を製造しようとしていたようです。そう。そのエキスこそが、「フォトグラフィック・リフレクシズ」を生み出したエキス。

更なる強さを求めたシールズのタスキーは爆発に呑まれる研究所で最期のエキスを自らに注入したのでした。これにより重大な副作用。記憶が上書きされることで過去の顕在記憶を失ってしまうのです。

 

しかし、まぁ、この重苦しい新事実ときたら。

タスキー学生時代から能力使えていましたし。

何よりバッチリ記憶ありました。

今回から急に後天的に能力を得て、追加で記憶を失う設定が追加されました。

タスキーもそろそろ映画化の波に乗るんでしょうか笑(オリジンの追加は人気者の証!)

楽しみです。

 

そしてもう一つの事実。

タスキーは結婚していた。相手はお察しの通り。メルセデスです。

逃亡劇も終局を迎え、悪党どもが一気に押し寄せて来ます。いや流石にそこはタスクマスター と元シールズの奥様。華麗に敵をなぎ倒します。そんな中でタスキーは妻との記憶を徐々に思い出していくのです。

 

「結婚式のことも?踊った曲も思い出した?」

 「ビーチ・ボーイズだろ。"英雄と悪漢"忘れるわけないさ」

 

と幸せな空気に浸るのも刹那。

敵の親玉レッド・シャート(名噛ませ犬)の登場です。奴は特殊な戦法を用いてタスキーを追い込みます。タスキーの能力を持ってしてもコピーが難しい様子…ではなく。妻との記憶を失うのを恐れていたのでした。

 

「もう君のことを忘れたくない」

 

「二度と」「絶対に」

 

今までの全技術を駆使し、最後にはレッドシャートの技をコピーしてレッドシャートを討ち果たしたタスキー。

 

しかし戦闘が終わったあとに、メルセデスを見るタスキーの目は、妻に向けるものではありませんでした。タスキーは彼女を一瞥するとフードをかぶり直し、その場から走り去るのでした。孤独に残された妻。メルセデスを1人残して。

 

『まとめ』

 

とりあえず言わせてください。

 

本作めっちゃ

おもしろいから!!!!

読んで!!!!!

 

正直、書ききれてない魅力がまだまだたくさんあるんですよー。96Pと短めなので、書こうとすると全て書ききってしまいかねないなぁ〜と上手く抜粋するのが難しくて、かなり苦戦してしまいました。

割とコメディ感の強い(個人的には)タスクマスターにかなりヘビィなオリジンが追加されまして…赤タイツと白髑髏の傭兵コンビは大きな十字架を背負うことになりましたね笑

今後この記憶を失う設定を引きずっていくのかは微妙な感じもしますが、タスキーのハードボイルドな物語展開に期待しています。

個人的にはドゥーム並みに好きな味のある、ヴィランなので映画化もできたらして欲しいな!と淡い期待を抱いております。

その為には。そうです。本誌を1冊。と言わず2冊、3冊とお買い求めください笑

 

では今日はこのあたりで。

閲覧ありがとうございます!

 

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