槍が降ってもアメコミが読みたい。

アメコミの感想ブログです。

デッドプールVS.セイバートゥース

ご無沙汰してます!ドロです!公認ブロガーの任を解かれてから…はじめての記事ですね。

ちょうどいい頃合いでデッドプールの新刊が発売されましたので、八月の終わり頃に書こうかな〜なんて思っていたら九月です。。光陰矢の如しとはまさに…。

 

ってなわけで今回は

 

デッドプールVS.セイバートゥース

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を紹介したいと思います!

 

本誌はマーベルナウでのデッドプールのシリーズ終了後(すぐに)始まったワールズグレイテストシリーズにおけるデッドプール誌、邦訳の単行本3冊目にあたります。

 

1冊目、「ミリオネア・ウィズ・ア・マウス」

2冊目、「エンド・オブ・エラー」

と回を重ねるごとに明るい雰囲気がどんどん怪しくなってきているデッドプール誌。

果たして今回の因縁の邂逅はどんな結末を迎えるのでしょうか…。

 

『オリジナル・シン』

 

そう。今回の騒動は前シリーズの6冊目オリジナル・シンに起因するのです。当時、バトラーの実験に利用されていたデッドプールはミッションごとに記憶の消去と改竄をされていました。その忘れ去られたミッションの1つが自身による自身の「親殺し」でした。

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精神が不安定なデッドプールは前回の「エンド・オブ・エラー」にて不完全な形で記憶を思い出し、親の仇である(と思い込んでいる)セイバートゥースの抹殺を決行しようとしているのでした。

手段を選ばずセイバートゥースの足取りを掴もうとするデッドプールは民間人にも御構い無し!最近のヒーロー像を払拭する彼らしい姿を久々に目にしました。笑

話の邪魔をされようもんなら太ももに刀を突き刺す始末。そうだよな。忘れてた。お前、決してヒーローじゃないんだよな。

 

『男前セイバートゥース

 

当然、そんなこととはつゆ知らず、バイクを走らすセイバートゥース。時速60km以上で走るライダーの目の前に急に現れるピアノ線。そんな恐ろしいことはないでしょう。もちろん犯人はデッドプール

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「てめぇ!この野郎…殺してやる」

 

当然です。急にピアノ線引っ掛けられて、刀で頭皮をバッサリいかれたら誰だってハラワタ煮え栗まんじゅうでしょう。

 

バトラーに協力していた当時、デッドプールセイバートゥースと行動を共にする事が多く、確かにセイバートゥースデッドプールの記憶の改竄について知りながらも何をするでもありませんでした。しかしことあの「親殺し」だけは別でした。デッドプールにはそれとなくやめるように促しましたし、記憶を消されたデッドプールには自分がミッションを遂行したと思わせ自分が罪を被りました。流石のセイバートゥースでもデッドプールを不憫に思ったのでしょう。

 

「そうすれば、こいつを救える」

 

不器用な悪人である彼なりの最大限の優しさを感じます。

 

そんな情けをかけたはずの赤タイツが一心不乱に自分を殺しにかかってくるとなっちゃあ、もう、たまったもんじゃありませんね。

 

『不死身VS不死身』

 

本誌の帯の見出し!でも実際は不死身VS限りなく不死身に近い不死身でしょうね。デッドプールは死ななくても、セイバートゥースはやりようによっては死にますから。ヒーリングファクター+不死の呪いVSヒーリングファクターですから…。とまぁ、そんなことはどうでもいいんですよ。ほんと。

完全に親殺しの復讐に囚われてるデッドプールは見境なしの戦闘をセイバートゥースと繰り広げます。バイクに乗っての高速バトルは超クール!一時休戦して共闘したり、なんだかんだやっぱり二人とも不死身だからイマイチ緊張感がないよな笑

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散々大騒ぎのドンパチを繰り広げたあげく、

 

「父親を殺してすまなかった」

 

なし崩し的に謝るセイバートゥース。オト

ナ!!

 

「父親の件は許すよ…」

 

ウェイドも偉いぞ!

しかし握手の瞬間、デッドプールのフリーの右手は50口径の弾丸をセイバートゥースのドタマにぶち込むのでした。

 

「母親は別だけど…」

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あーーーやっぱりコドモーーーー!!

でもみんな君のそんなところが好きなのよね。

 

ふと、気がつけば手をトラックに。足を木に繋がれて、身動きが取れないセイバートゥース。傍らにはデッドプール。その他にはテリジェンミスト。あ、ガチで殺す気だ。

間一髪のところで事件の全貌を知るアドシットがセイバートゥースの精神に干渉…デッドプールを止めに入ります。(まぁ…方法はウェイドの奥さん魔界の人だから…)

そして全てを思い出すデッドプール

 

「俺が殺した。」

 

全て終わった。

 

「ほどけよ」

 

とりあえずテリジェンミストはしまったデッドプールですが、セイバートゥースとやりとりをしながら運転席へ乗り込むデッドプール

エンジンをかけてアクセルを踏めば、セイバートゥースがどうなるかは子供にもわかる。

こりゃ引っ込みがつかなくなっただけだな。

 

瞬間マグニート

トラックごとデッドプールを封じ込めます。

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ワースト・アベンジャー。上手いこと言うね。

 

デッドプールピンチ!かと思いきや、セイバートゥースからの衝撃の一言で事態は一変します。これがデッドプール2099への伏線に繋がるのか…?とにかく、またミュータント界隈を賑わすことになる一言であったのは間違いないでしょうね。次回の展開に期待です。

 

『明日に向かって50口径を撃て』

 

セイバートゥースのバイクのシートに強力接着剤を塗りたくり、最後の最後まで、命を救われても嫌がらせをやめない、まるでクソガキのデッドプールは今までの過去にこだわっていた自分。過去そのものとの決別を覚悟します。

暗い過去に火をつけ灰にするのみ。

 

「もう過去は振り返らない。人生のムダだ。」

 

「俺には未来があるんだ。」

 

らしくない台詞を言うと騎馬警官から拝借した馬に跨り、騎馬警官隊をおちょくりながら走り出すのでした。

 

「命令だ!止まれ!」

「やーだよ!ここまでおいで!」

 

 

 

『まとめ』

 

さきに言っておきましょう。今回も2099が収録されてましたが…予想通り! とだけ。

でも先が気になりますD.P2099。はたして本編とは繋がるんでしょうか。

さて、今回のデッドプールでしたがワールズグレイテストにおけるデッドプールのテーマ「自分探し」でしたね、確か。過去の1つに区切りがついて正に一歩踏み出したデッドプール。これからはマークスフォーマネーの面々や、シクラーやエリーといった自分の身近な人達との物語になっていくような予感がします。

予想がつかないこれからの展開にますます目が離せないですね!

では今回はこの辺で!また、次回!サヨナラ〜

 

 

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大事なお知らせ!

えー…間髪入れずにこんにちは!ドロです!

 

ちょっとお知らせがあるんですよ。

 

実は今回を持ってShoPro Books 様とやらせてもらっていた公認ブロガーとしての活動が終了となります…。

 

企画自体が終了になるので、私ドロと、同じく公認ブロガーのSATDANさんは永久欠番って事ですね。スゴイ!!スゴイ!!笑

 

任期の間に色々な出会いがありまして、ブログを通して、同じくアメコミを愛する方々との交流ができて本当に楽しかったです。掛け替えのない時間を与えていただき、皆さま本当にありがとうございました。公認の看板は降りますが、変わらず接していただけたら嬉しいです。

 

ま、とは言いましても、ブログは続けていきますし、ツイッターもバリバリ健在です。

ある程度の制約などは解け、内容や更新頻度なんかは変更があるかもしれませんが 笑

 

これからも楽しい記事を書いていきますので、皆さまよかったらお付き合い下さい!!

 

これからも宜しくお願い致します。

 

とはいえ、一区切りついたわけですし、コメントくれてもいいんですよ…笑

SPIDER-MEN

こんにちは!ドロです!

そろそろ夏っぽくなってきましたね〜。

私は夏が大好きなので、今からワクワクしてます!暑いのは嫌なんですけどね。

今年の夏は北海道ツーリングに出掛ける予定です。遥か遠くの地…期待と不安が沢山です。

 

そして我らがスパイダーマンこと、ピーター・パーカーもニューヨークから遥か遠くへと向かったようです。(事故ですが)なんとそこは別次元のニューヨーク!?そこで出会ったのはもう1人のスパイダーマン。彼の名はマイルズ・モラレス。2人の邂逅が生む結末は。

そう今回ご紹介するのは…

 

『SPIDER-MEN』

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誤字じゃないですよ?複数形です。

タイトルの通り、ピーターとマイルズ2人のスパイダーマンが登場します。

 

ニューヨークの夜。ビルの光と犯罪は絶える事を知らない。いつもの様に街を警邏していたピーター。ビルから怪しげな光が輝くのを見つけ、こっそり忍び込むと…そこにいたのは宿敵ミステリオだった。またこの金魚鉢頭が何かよからぬ企みを実行に移す前に捉えなければ。

無論、戦闘へと事態は悪化する。ミステリオが放った弾丸を  "スパイダーセンス"   ピーターは華麗に躱すも、光の装置に銃弾が当たった。

眩い薄紫色の閃光が激しく渦を巻く。

渦に飲み込まれ、次元が歪む。

気がつくとそこは…"昼"のニューヨーク?

これは奴の幻覚か。はたまた現実か。

確かめるには行動しかない。

ピーターは戸惑いながらも、空に向かってウェブを放った。

 

『マイルズ・モラレス』

 

2000年に既存のキャラクターの設定やら、生い立ちやらを再設計して、時代にそぐわせる形で再出発させた。それがアルティメットユニバースの始まりです。正史世界をアース616とする中の、数あまた存在するマーベルユニバースの1つですね。そこでピーターの死後(ここについては事項にて)スパイダーマンとして意思を継いだ少年こそがマイルズ・モラレスなのです。叔父はマイナーヴィランプロウラー(私的にはあと2年もすれば知名度は爆上がりすること間違いないと踏んでいます)彼がオズボーン社に侵入した時についてきたのが遺伝子操作をされた蜘蛛。叔父の家を訪ねた時に蜘蛛に噛まれて、後天的にスパイダーマンとしての能力を得ます。ピーターとの能力の違いがございまして、体を透明化する能力・触れた相手を麻痺させる能力をオリジナルで持っています。

ピーターの死を目の当たりにしたことで、決意が固まりスパイダーマンとなった。(今の黒いスーツはフューリーから貰ったもの)

 

まぁ。ざっとこんなところですか。

先に邦訳された、スパイダーバースなどを読了している方などからすると、今回の2人の邂逅が初めてな感じに違和感を覚えるでしょうが、こちらが順序的には先になるわけですね。

ただアース1610のスパイダーマンとは言っても、シークレットウォーズの影響によりアース1610は消滅し、マイルズは正史616の2人目のスパイダーマンとして現在は活動しています。

 

アース1610はMCUや他映画作品にも影響を与えていて、本編やイースターエッグでも要素が散見しています。今回の記事を読んでから、映画を見直すと新たな発見があるかもしれませんよ!それに加えて、インソムニアックから発売されるPS4スパイダーマン、19年末に公開予定のアニメーション映画スパイダーマン:スパイダーバース」これらの作品の発表を控える今、マイルズについて予習することは、もはや必須とも言えるでしょう。本誌を皮切りにアース1610ことアルティメットバースにも踏み込んで、スパイダーマン作品を全力で楽しんじゃいましょう!

 

『ピーターの死』

 

2011年。ピーターは死んだ。

「デス・オブ・スパイダーマンこのクロスオーバーはアルティメットユニバースのピーターの死を描いたものです。愛する人達を守るためグリーンゴブリンと相打ちになり死亡。それが死の瞬間です。

私はこのクロスオーバーは読んではいないのですが、もちろん知ってはいます。7年前。学生の頃ですね。まだマーベルに複数の世界線がある事を知らない頃。電車の中で「ピーター・パーカー死亡」の記事。もう、それはとてつもない衝撃でした。日本にもタイムリーに情報が伝わってくるほどの事です。それだけスパイダーマンの影響力があった証拠ですね。

今やもうアメコミ界における、キャラクターの生死はあまり気にならなくなってしまいましたね(すぐ生き返るから)

 

『この世界に迷い込んで』

 

ただ、このマイルズの世界。アース1610においては確実にピーターは故人なのです。この世界に生きる人々にとって、今回のピーターが迷い込んだことは世界の理を崩しかねない状態なのです。

しかしそれはピーターにとっても同じ。メイおばさん、グウェン・ステイシー。この世界で彼女達に出会える事が、ピーターにとって何を意味するかわかると思います。例えそれが禁忌だとしても。心の傷が痛みを増すとわかっていても。

メイとグウェンが家からでてくるところにやってきたピーター。2人はもちろん愛する人を馬鹿にする男が庭に立っていると思い、罵声を飛ばします。しかし、マスクをたくし上げたその下に見える顔は他ならぬピーター本人だった…。

 

このシーン…ほんとに泣ける…。たかだか数ページですが、スパイダーマンを知っている人ならばなんとも言えない切ない感情が込み上げてきたのではないでしょうか。お互い、正確には違う人間ですが、心から会いたいと願う大切な人。運命の悪戯か(ミステリオの悪戯か…)、こんなにも暖かくも残酷な再会に言葉が詰まりました。

 

「大いなる力には大いなる責任が伴う」

 

この言葉をピーターとメイが重ねる瞬間に完全に涙腺が崩壊しました。ピーターはピーター。メイはメイ。紛れもなく本人なんだと2人は抱き合い、涙するのです。

しかし、楽しい時間が過ぎてしまうのがあっという間なのは誰にとっても同じです。

ピーターはもとの世界に戻る必要が。ミステリオをふん縛らなければなりません。

 

「ここに来て良かった」

 

グウェン、メイに別れのハグを交わすと、フューリーの迎えのもと、ピーターはマイルズと供にその場を後にしました。

 

ピーターが去ったあと、メイ達はどこか吹っ切れたようで。風になびく髪と、その目がピーター亡きこの世界でも彼女達は逞しく生きていくであろう事を読者に確信させるのでした。

 

『君がスパイダーマンだ』

 

ピーターはアヴェンジャーズの力を借りて、もとの世界線アース616へ戻る手筈は整っていました。ただミステリオの邪魔さえ入らなければ。とはいえミステリオも多勢に無勢。得意の幻覚もむなしく、ピーターとマイルズのコンビネーションによりあっけなくお縄につくのでした。

いよいよ、本当に最後の別れ。

ピーターはマイルズにこの世界のスパイダーマンの意思を継いでくれた事について礼を言います。

マイルズに対しての言葉は転送が完了するまで止む事なく続きます。それはスパイダーマンとして認めるということ。本来ならマイルズにとって、既に故人のピーターには言ってもらうのは不可能だった事。これは誰のどんな言葉より嬉しいに違いありません。

 

マイルズ少年とこのピーターの関係はMCUのピーターとアイアンマンのようで微笑ましいですね。だれしも認めてもらう事は必要ですね。

憧れの人物なら殊更です。

ほんの短な間でも関係性を築き上げた2人。多くを語らずともヒーローとして、いや、スパイダーマンとして通ずるものがあったのでしょうか。これがマイルズとピーターの初めての邂逅になるわけです。これから先、度々おこる2人の化学反応は本誌なしでは語れないですね!

 

『まとめ』

 

勝手なポリシーとして基本的に題名は必ず邦題で、カタカナ表記するようにしてるんです。日本の方に紹介するわけですからね。

でも今回はなんかちょっと間が抜けちゃうので笑

もうポリシーとは言えないかもですね笑

 

戦闘シーンとかヒーロー然としたカットはあまり多くない本誌。いや!でも!しかし、616ピーターとマイルズの初顔合わせとあってはマストな邦訳本の1つで間違いないでしょう。

コミック以外でもアース1610の世界観は重要な要素の1つになっていますし、特にスパイダーマンという作品においてはアルティメット系列の手始めとしてはうってつけなのではないでしょうか。私もまだまだ疎い方ですので、これから楽しめていけたらな、と自分に期待しています笑笑

 

また話は少し変わるんですが、このSPIDER-MENのヴァリアントがもーーーめちゃくちゃいいんですよ!!!粒ぞろい!スパイダーマンのヴァリアントはお洒落な事が多いですけど、私は本誌のかなり好きですね。画像がお見せできないのが残念で仕方ない…買ってくださいィ…笑

 

じゃあ、今日はこのあたりに。

閲覧ありがとうございました!

 

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P.S

追って重要なお知らせがあります。

次の記事に掲載いたします。

 

 

 

デッドプール・ザ・ダック

こんにちは!ドロです!

 

映画デッドプール2も無事に大成功を収め未だに日本をデッドプール熱で湧かせている最中、この異色とも言えるデッドプール作品がリリースされました!

その名も!

 

デッドプール・ザ・ダック』

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まぁ…表紙が全てを物語っていますね。

では、ハチャメチャなチームアップに没入しうるべく、好きな酒(アルコール度数は強めに)を用意してからページをめくりましょう!!

(未成年の君はコーラにしよう。)

 

『ハワードを知っているか?』

 

そう。まずはここから。MCUにもガーディアンズオブ…でほーーーんの少しだけ登場したことがあるにしろ、普段からコミックに触れていなければ、恐らく知る由も無いかなと。私自身、彼に対して特に詳しいわけでもなく、他誌を観ているうちにちょくちょく登場する二足歩行で喋るアヒルがいるなぁ→ハワードって名前なのか→意外と歴史のあるキャラクターなんだな。くらいの認識に留まっています。86年にジョージ・ルーカスの手によって映画化されているらしいですが、もちろん未鑑賞でございます。つまりです。「ハワードっていう名前の喋るアヒルがMARVELにはいる」ってくらいの認識でも、充分に楽しめちゃうのが本誌ってわけなのです。そんな私がもっている彼の認識としては

 

⚫︎特にスーパーパワーは持ってない

⚫︎コメディリリーフ

⚫︎損な役回りが多い

 

って感じ。本人はハードボイルドを気取っていたいのに、いっつも誰かに迷惑をかけられて事が上手くいかないでいる…不憫なイメージが私の中では定着しつつあります。(デッドプール誌が中心になっているからかもしれませんが)少なくともデッドプールと彼の関係性としては間違ってはいないかなと思います。

今回ももちろん例に漏れず。

表紙を見ればわかる……。

 

『思いつかなかったコラボ』

 

正直言って、このチームアップは全然予想してなかったです。だってそもそもコレのニーズは!??文字通り合体しちゃうし。ターッゲットがデッドプールが見たい人でも、ハワードが見たい人でもない。デッドプール・ザ・ダックが見たい人向けとでもいいましょうか 笑

ほんと…デザインを起こしたら「コレ…イケてね?」みたいな感じで始めたミニシリーズみたいだ…。

そう…デザインは最高にイケてると思います。

デッドプールのコスチュームって割と色んなキャラクターとマッチしますよね。ツイッターで出回ったピ◯チュウとか…割と可愛い路線に強い…。

って何の話でしたっけ。そうそう意外性ね。

デッドプールとハワードが混ざったら一体どうなるのか。饒舌なアヒルか?狂ったアヒル

はたまた、全然違うものになるのか。

いやいや、実は全然そこは煽る意味もなくて。

 

ほぼデッドプールです。

 

ってゆうのも人格はどちらか片方しか存在できず、身体にいない方はネガティヴゾーンに隔離されるんです。(操作してる側への干渉はできますが)つまりこれはほぼデッドプール誌と言っても過言ではない。デッドプール(アヒルフォーム)の物語。それを指を咥えて見ているしか出来ないハワード。めちゃくちゃに振り回されるハワード。痛い目をみるハワード。

始まりは奇想天外であれ、蓋をあければいつもの構図なのです笑笑

 

『気軽に読める!』

 

本誌の一番いいところは、デッドプールを知っていれば誰でも気軽に楽しめるところ。

前述した通り、ハワードの存在はまったく足枷にはなりませんし、ゴミパンダことロケット・ラクーンも登場するものの、彼の事も「アライグマだ!!可愛い〜!!」くらいで大丈夫。(病気に罹って目は血走りギラついて剥き出しの牙。そんなアライグマ。でも、イマドキってそーゆうのが可愛い対象でしょう??)

冗談はさておき、これは纏めて邦訳された単行本ミニシリーズのいいところで1話完結のように話が収束するので、疑問も少なく終わりもスッキリです。ましてや、デッドプール×ハワードとなれば笑わせてくれる事は間違いないでしょうし、嫌な気分になることなく読み切れるハズですよ。それは結構大事なことで、ヘビーな展開になることも多いアメコミにおいて徹頭徹尾、笑いを貫いてくれるってのは初心者にとっても嬉しいことですよね。

もちろんそれでいて、しっかり見せ場は作ってくるのがデッドプールなんですが。ハワードの身体になってもキレッキレの口の悪さに身体能力。前代未聞のアヒルアクションは一見の価値アリですよ!

 

『デップー史上最カワ!?』

 

これはマジです。女子ウケが更に加速すること間違いなしです。

本誌はアートワークがまたいいんですよ。ド◯ルド・ダックみたいですもん。このキュートな姿でやる事なす事、最低でバイオレンス。でもそれが最高なんですよね。ロケット・ラクーンも登場して本誌の可愛いバロメーターは更に加速します。もう、ヴィランも可愛いです!(大嘘)血飛沫とばしても、ゲロ吐いて、吐いたゲロ食って…そんなのも可愛いから許されるのです。可愛いは正義って、聞いたことがありますもんね。

このアートワークの見やすさも本誌の魅力のひとつかと思います。グリヒル先生の描く「グウェンプール」のような、日本人に馴染みやすい絵柄。そこにキャッチーなキャラクター達とくれば手を伸ばすのは簡単でしょう。加えて物語も前述の通りかなり分かりやすく、完結するのでハードルはかなり低いですよね!

デッドプールがアベジャンジャーズを抜いて新規ファンを獲得しまくっている中で、異色とはいえ本誌の邦訳を出したのは大正解だと思います。今がチャンス!是非とも本誌の存在を知ってほしいですね。

 

『まとめ』

 

今回は内容については殆ど触れませんでした。

単行本として完結できているので、あまり内容に触れてしまうといざ読んだ時につまらなくなるかなーと思ったからです。

それでも2000文字近くの記事になっているので、魅力は十二分てことですよ!

ちょっとばかし話が脱線しますが、昔スーパーファミコンのソフトで「ド◯ルドダックのマウイマラードってゲームがあったんです。ステージ2でド◯ルドが忍者に変身するんですが…なんとなく今回のダックプールを見てそれを思い出しました。あとで画像検索したら全然似てなかったんですが笑

知ってる人いるかなぁ…。

さておき、本誌は本当に気軽に楽しめる作品になってますので、今回のデッドプール旋風にのまれて、初めてアメコミの片鱗を味わった方などには本当におすすめです。これを機にアメコミ沼へと一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか?

 

では、今回はこのあたりで。

閲覧ありがとうございました!

 

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スパイダーマン/デッドプール :イッツィ・ビッツィ

こんにちは!デッドプールです!あ、間違えました!ドロです!

 

では早速、「槍が降っても俺ちゃんは死なない」ウィークの第2段目!

 

ご紹介するのは、

スパイダーマン/デッドプール:イッツィ・ビッツィ』

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「ブロマンス」の続編かつスパイダーマンデッドプールチームアップシリーズにおける最終章に当たります。気をつけて欲しいのは「サイドピース」は番外編になるので、興味をもってまとめ買い!…なんて時に混乱しないようにしてくださいね〜。

 

ブロマンスでのひと騒動を終えて、ペイシェントゼロに逃げられたのも束の間、ヘイトフルヘクサッドなんてポンコツヴィランチームの相手をしているスパイディとデップー。いつもの軽口も絶好調に赤子の手を捻るかの如く、次々とヴィランを無力化していく…。ふと気付くと無力化したハズの敵が1人死体に変わっていた。

 

「いやいや、俺ちゃんは変わったんだ!殺しはしねぇよ!」

 

じゃあ一体…。すると

 

イッツィ・ビッツィスパイダー…♪」

 

不気味に童謡を口ずさむ声が聞こえる。瞬く間にまた1人、2人とヴィランが死体になっていく。

「出てこい!」

 

蜘蛛の糸をつたって、2人の前に姿を現したのは…腕が4本、青い肌、6つの目…セクシーな身体(スパイディ曰く最後の意見は最低だって)の女怪人。

 

「ねぇ、パパ、プレゼントよ。どう?」

 

2人を父と呼ぶ怪物女は、最強タッグを軽くあしらうと颯爽と姿を消した。

この怪物女を2人はどう相手にするのか!!

スパイディとデップー最後のチームアップが今始まる!

 

『生まれ変わったデッドプール

 

前回。自分の勘違いでピーター・パーカーもとい、スパイダーマンを殺したデッドプール(二回も殺した)デスにピーター生き返らせる為にリスクを負うと誓い、無事に魂を取り戻したわけですが…リスクとしてあの腐れアボカドフェイスがスーパーデューパー超絶イケメンの元の顔に戻ったわけです。(またお尻火炎放射するんだろって?ハ?)本人も前々から望んでたように心境にも変化があり、弾丸はゴム弾を使い…無駄な殺しはナシ。よもや、スパイダーマンに対して「やり過ぎだ。」なんて言っちゃうシーンもあったり(皮肉じゃなくて)となんかホントにヒーローみたいに。そんななんで勿論スパイダーマンデッドプールへの対応に変化があり、良き友であり、時にはパートナーだと認めている様子。デッドプールとしてはこのチームアップの間、ずっとケツを追っかけていたカワイ子ちゃんに認められたようで嬉しいでしょうね。目的も果たせたし。

 

一方で、最悪の妻シクラーは穏やかではない様子。セクシーなご尊顔は面影もなくなり、惚れ込んでいた狂った性格も善人と成り下がり、文字通りヒーローと化したわけですから、当然ですよね。とはいえデップーも火鉢の中に顔を突っ込んで「グチャグチャ顔のできあがり!」とかやってるんで顔の代償でマトモになったわけではないと思うんですけどね…笑

 

このシクラーとの不和の匂いは、他作品でも最近よく感じます。何か良くないことの前触れでないといいですが…。

 

『ペイシェントゼロとイッツィ・ビッツィ』

 

まぁ、既にお気付きの方もいるでしょうし。隠しようもないことなので言ってしまうと、イッツィはブロマンスのラストページのあの女性ですね。ペイシェントゼロ(以下ゼロ)に改造された人造怪人ってとこでしょうか。スパイダーマンデッドプールの能力を持っています。(スパイダーマンがヒーリングファクターを得て銃器に扱いに熟達した…ってトコ)目的としては殺すことによる犯罪者の撲滅。その協力をスパイディダディとデッドダディに訴えますが、ヒーローの2人が要求を飲むわけはありません。唯一の手掛かりであったゼロをも殺し、犯罪者を次々と殺害していくイッツィ。ゼロは前作で何の目的でピーターを狙い、そして怪物イッツィ・ビッツィを生み出したのか。謎は深まるばかりです。

因みに肝心のペイシェント・ゼロは何者なのか…ですが、もちろん伏せておきます。ただ本誌主人公2人にはもちろん根深い繋がりがありますよ。(この前こっちのアースでもやらかしましたね笑)一身上の都合によりどうしても本誌が買えないって方は私のツイッターまでどうぞ〜。笑笑

2人は顔を見ても分からなかった様子。

 

異世界から来たデッドプールの尻が擬人化した存在」

 

プロアクティブのニキビ治療の使用前が画像が擬人化したもの」

 

とか言い放つ。ホントにスパイディってひどい時あるよね。

 

スパイダーマンの狂気』

 

イッツィに翻弄され、手を焼かされ、だんだんとイライラが募る2人。何回も何回も挑んだところで、現場に残るのは死体の山だけ。段々とスパイダーマンの様子がおかしくなってきます。それを心配そうに見つめるデッドプール。やがて狂気はスパイダーマンを飲み込み体現します。(ヴェノムスーツなんて比じゃない)そう。ヒーローとしてはあるまじき…最後の選択。終わりの選択。この騒動を止めるにはイッツィの「殺害」しかないと、あのスパイダーマンが口にするのです。もちろんデッドプールがそんなことを許すはずもありません。道徳観や何が善なのか。そんなことはデッドプールには関係ない。自分の進むべき道を照らし、チャンスを与えてくれた。生きることに意味はあるんだと教えてくれた、人間とは何かヒーローとは何かと考えさせてくれた。そんな男が無様にも殺人という手段と選んだことが悲しくて許せなかったんです。

 

しかしスパイダーマンは全力で止めに入ったデッドプールの首を無残にも切り落とし、あまつさえデッドプールの最愛の娘エリーすらも人質にとります。そこまでしてもイッツィの殺害に執着するのです。それが自分にとっての最善の方法だとも言わんばかりに。

 

首と胴体をスパイダーマンにオサラバさせられたデッドプールは一時的に死に地獄へ。そこでシクラーの手を借りて全ての答えを得ます。ペイシェントゼロの本当の狙い。2人に協力していたナイトクローラーはこう言いました。

 

「これは魂の闘いだ。」と。

 

その言葉が意味するものとは。

展開はいよいよ最終局面へと向かいます。

 

スパイダーマン/デッドプール

 

*こことその次のシークエンスはネタバレがふんだんにあります。ご注意を!

 

ありとあらゆる殺しのガジェットを身に纏い、スパイダーマンはイッツィと対峙しようとしていました。なんとしてもそれはダメだと駆けつけるデッドプール。(もうずっと思ってるけど入れ替わってる?)

パーカー産業の太陽光発電機を利用して、原子レベルでイッツィを分解…するつもりのようです。手足を切断し、イッツィ捕らえる事には成功してもそこで終わる様子はない。彼が選んだ究極の答えが、自身もろとも永遠に消え去ろうと言うのです。

 

「やめるんだ。心から頼む。」

「最後に言う。このまま立ち去れ。さもないとお前自身が手足を失うぞ。」

 

デッドプールの悲痛に満ちた言葉が我々、読者に刺さります。

しかし、スパイダーマン

 

「残念だよ。」

 

と拳を振り上げるのでした。

イッツィそっちのけで戦闘を繰り広げる2人。もう、かつての仲の良い2人は見ることはできないのでしょうか。

 

「逃げてるだけだ!あんな女のために命を捨てるなんて俺が許さねぇ!」

 

覚悟をして手榴弾のピンをぬくデッドプール

爆音が響き、あたりは煙と熱に包まれます。

出て来たのはスパイダーマン。イッツィの腕を掴みアレコレ茶化すイッツィを無視して無言のままプラズマ発電機にイッツィを突っ込みました…。

これで、何もかもが終わり。イッツィもスパイダーマンも…。デッドプールも。

 

『2人はズッ友!!』

 

これで全ては悪の思惑通り。かと思われた刹那。スパイダーマンの姿はデッドプールに変わりました。虚像投影装置(ブロマンスでPour suger on me で踊った時のアレ)スパイディの望みを叶える為、スパイディとしてデッドプールが終止符を打ったのでした。

 

「勝ったんだ。落ち込むな笑えよ」

 

スパイディはただ俯向き。

頭を抱えるのでした。

 

スパイダーマンを救ったデッドプールの言葉は何処か強気で無理をしてるように感じました。

自虐のセリフや、ジョークもスパイダーマンを傷つけないように喋っているようで、なんとも切ない。

 

確かにデッドプールは変わった。しかし、最後に汚れ役を引き受けたのはデッドプールでした。彼の心は元に戻ってしまったのか?(顔は元に戻った。)

確かにまた殺人を犯し、単にヒーローと呼ぶには相応しくないかもしれません。

でも全ては愛する友の為。本誌の読者とスパイダーマンにとって、彼は間違いなくヒーローでしょう。これがブロマンスの答えなんでしょうね!ブルックリン橋の上。朝焼けとともに熱いハグを交わすと軽口を叩き合いながら親友同士は別れの挨拶をするのでした。

 

片思いから、相思相愛。

そう。まさしく2人はズッ友です!!笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

…とある下水道で、作業員2人が今回の騒動について喋っています。(一部始終はマスコミのヘリに撮られていました。)デッドプールとスパイディにお熱な若い作業員。彼の肩にツツーッと…小さな小さな蜘蛛が1匹降りて来ます。

 

「小さな蜘蛛さん、また雨どいを登っていくよ♪」

 

どうやら…。まだ続きはあるやもしれません。

 

『まとめ』

 

まさしく!最終回にふさわしい本誌でした!

個人的にはデッドプール側の視点で物語を追っかけていたので、他誌でのデッドプールの変化やらも相まって、本誌ではちょっと泣けちゃいました。ほんとは台詞とか全部紹介したいくらいに感動しているんですよ笑

さもデッドプールがヒーローらしく活躍していた本誌ですが、「エンド・オブ・エラー」で、スティングレイがデッドプールを考察した時に彼は狂気を演じているだけなんじゃないかってセリフを思い出しました。デッドプールの顔の変化がある時は大体、心境に大きな変化があってそれを反映する鏡のような役割を果たしているような気がしてきています。

…止まらないのでこのへんにしておきます笑

 

ブログでは書ききっていない、スパイダーマンの変化が現れる異世界のくだりや、メフィストやペイシェントゼロの思惑。なんかもまだまだ魅力はたくさんあるので、ファンの方は是非とも購入をお勧めします。

 

今回はちょっと長編でしたが、閲覧ありがとうございました!!

 

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デッドプール:エンド・オブ・エラー

こんにちは!ドロです!

 

来たる6月の1日…映画の日?いえいえ、違います。その日は記念すべきデッドプール2の公開日です!!

いや〜当然ながら私もワクワクがとまらないわけで。

ってなわけで。

 

「槍が降ってもデップーは死なない!」

 

ウィークを開催します!!イェー!

んん〜意味がわからない。

詰まる所、デップー記事を連続更新しますよ!って事です。

そんなわけで第1回目、今回紹介するのは…

デッドプール:エンド・オブ・エラー』

f:id:DORO-WILSON:20180522230819j:image

デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス」の続編です。実は前巻の発売から約5ヶ月が経過してます。恐ろしいですね…。

 

 

マッドキャップを退けたものの、自分を見失っていたデッドプール。彼の進む未来は…?選択は?(前巻の記事はこちらから http://yari-ame.hatenadiary.jp/entry/2017/12/19/215046

 

『お前はスレイドのパクり』

 

ヒーリングファクターのおかげで頭部にどんなダメージがあってもへいちゃらだけど、ところどころ記憶が朧げ。加えて以前、マッドキャップ撃退以降、心を病み、文字通り迷走中のデッドプールフールキラーに言わせると、ほぼ双極性障害、いわゆる躁鬱ってヤツです。俺ちゃんの悪意の手帳を開き(デッドプールの恨みつらみが書かれた手帳)書いてある人物にちょっかいを出す日々。アイアンフィストを罵ったり、ヒドラハンドを虐殺したり、ハリポタのネタバレ犯を殺したり(これは致し方ない。)暴走だか、迷走だかもいいところ。

でも、なんか久々にデッドプールっぽいな!なんて嬉しく思ってしまうファンの心…笑

というのも、全てはマッドキャップのせいで、すっかり病み気味の俺ちゃん。(以外と狂ってる設定の割にいつも豆腐メンタルだよね)

そんなこんなで、

「あーいつもの楽しいデッドプールだなー」

なんて思っていた矢先。突如として落とされた爆弾。その全貌は悪意の手帳の中。

 

クリードセイバートゥース)からバカ、スレイドのパクりと言われた」

「ヤツがガソリンを用意した」

 

つまり、デッドプールは思い出した。

実はもう小見出しの時点で気づいた人も多いのでは?(突然で申し訳ないけれど、前シリーズのマーベルナウのデッドプールvol.6はとても良いものだから絶対に購入をお勧めします。)

前回は「自分探し」今回は「きっかけ」突然で次回は「発見」「結末」なのか。どちらにせよ目が離せない展開になってきました!

 

『デップーのデッドプール達』

 

さぁ、どうなる!

ってアレ。

 

「マークス・フォー・マネー」のメンバー達のストーリー短編が入るのか。箸休めにいいですね。

 

これからのデップーの物語において重要な役割を果たしてくれるのでしょうか。テラー、スラップスティック、フールキラー、スティングレイ、マサクレ、ソロ。前回のミリオネア…ではよく分からないままのメンバー達でしたが、本誌では個々に短編を設け、キャラクター達を掘り下げています。切ない恋の物語、珍妙奇天烈、人間ドラマとコイツらマークス・フォー・マネーの面々もデッドプールに引けを取らないキャラクターの濃さがあります。短編集とはいえ、かなり良く出来た物なのでデップーファンならもちろん頭にいれておくべきでしょう!

 

おかげさまですっかり気に入ってしまいました。今後デッドプールとどう絡み、活躍していくのか見ものですね。

 

『そして虐殺』

 

スペイン語でマサクレ。(いや、ポルトガル語?)とは虐殺の意味です。厨二病に罹患した時に覚えました。ここではマークス・フォー・マネーのメンバーの1人。イカれた神父様のことですが。デッドプールを師と仰ぎ、悪党どもを「虐殺」するヒーロー。それがマサクレ

短編集に加えてもう一話まで描いてもらって、人気なんですかね、マサクレ。少なくとも私は大好きですが!ゴードン警部と力を合わせてメキシコの平和を守るヴィジランテ。空に浮かぶマサクレシグナルが彼を呼ぶ!(使う前に壊れたけど)

ん〜〜笑 悪ふざけが過ぎているのでは??笑

それでも彼の信念と狂気は本物で、姿は置いておいても、どこかデッドプールを彷彿とさせます。レジェンド・オブ・ゾロや、レジェンド・オブ・メキシコデスペラードを思い起こさせるような、かなり気合いの入った物語なので、マサクレだけでも独立した展開が出来そうです。これまた日本人ウケしそうなキャラなので、あながち嘘じゃないかもしれませんよ。

 

二本のマチェーテを背中に、轟音と共にバイクを走らせてデッドプールの元へ向かうマサクレ。これが彼のオリジン。

 

『D.P.2099』

 

時代は遥か彼方へ…西暦2099年。そこで大暴れする機械仕掛けのデッドプール。彼女は一体…って彼女!?手下のボブズ 笑を率いて好き放題。ちなみにアーマーにデッドプール感はほぼ無いです笑 言われなきゃわからない。

というか、ページ数がもう少ししかない。いきなり2099とかちょっと困惑しました。

本誌のデップー成分ちょっと少ないんじゃない?なんて思いながらページを消費してると出てきました。この女デップーに拘束されているお爺ちゃんデッドプールが!!いくらヒーリングファクター持ちでも…ってことなんでしょうか。しかし、どうにもこの2人の間には不穏な空気が流れています。次々と2099年に至るまでの謎が明かされていくのですが…女の正体、シクラーの行く末、デップーの娘エリーとの話…謎が謎を呼び、何だこれ!面白そうじゃないか!!まだまださわり程度で終わってしまったので続きが気になります。って、これ最後のページだ。

 

『まとめ』

 

うぉーい…ちょっとまってくれ!確かに、間違いなくデッドプール尽くしだったし、どの話もすごい面白い。しかし、ウェイド・ウィルソンが主人公だったのは、132P中26Pだけ!!笑

ちょっとデップー不足気味でしょうか笑 まぁ今月はただでさえデップーで溢れてます。我慢しましょう!!笑笑

でもですね、満足はしています。マークス・フォー・マネーも2099も非常に読み応えがありますよ。デップーファンなら読んでおかないといけないでしょう。ましてやウェイド編は重大な局面に差し掛かっているので、読まない選択肢がないですよね。

きたる6月1日のデップーの日に向けてボルテージを高めるにはうってつけの一冊です!

いや、ほんとに早く続きが読みたい…!次は何月になるんだ…。

 

それでは今回はこの辺りで。

閲覧ありがとうございました!!

 

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