デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス
よぉ!俺ちゃんドッロプール!!
今回は俺ちゃんのマーベルナウシリーズが終わっちまってから、初めてのニューシリーズ「ワールズ・グレイテスト」の一作目ってわけ。
タイトルコールは任せてくれよ。
「デッドプール:ミリオネア・ウィズ・ア・マウス」
どうだ!目の前にハンサムが浮かんだろ!?
というわけで改めてまして…
こんにちは。ドロです!
そう今回は隕石でみんな死んでしまったデッドプールが奇跡の復活を果たしました〜(もうアメコミ界の復活においては何も驚かないぜ)
韓国ソウルの空を駆ける赤い影。
鳥か!飛行機か!いや、アレはデッドプールだ!
どうやら我らの「饒舌な傭兵」はミッションの途中。スマートに窓から侵入したもののホワイトフォックスが邪魔に入る。不意の攻撃にマスクを奪われたデッドプール…。いや?こいつは誰だ?俺たちの腐ったアボカドフェイスのハンサムガイはどこだ。真の黄色い吹き出しを求めて俺たちはページをめくることになった。
前シリーズのラスト「オールグッド・シングス」で世界ごとお陀仏したデッドプール。「シークレット・ウォーズ」の影響で復活を遂げたのでした。
『そもそも「シークレット・ウォーズ」って何?』
「シークレット・ウォーズ」とは1984年のクロスオーバーイベントの…っておい。これはデジャヴだ。(ただ今回のシークレットウォーズは2015年のイベントを指す。)「バックインブラック」の時も話しましたね。とりあえずそこはあまり掘り下げずに、このアース616でマーベルナウの時と変わってしまったことをザッと書き出します。ややこしいので、そこだけ踏まえておきましょう。
⚫︎デッドプールは新たなアベンジャーズ、アベンジャーズ・ユニティ・スクアッドの一員。(人類とミュータント、インヒューマンの架け橋となるべく結成されたチーム)
⚫︎キャップは超人血清が抜けてお爺ちゃん化。
⚫︎デッドプールは打って変わって人気者。
⚫︎デッドプールは7人のデッドプールによる傭兵団「デッドプールズ・ヒーローズ・フォー・ハイヤー」 を組織している。(ルーク・ケイジに見つかって「マークス・フォー・マネー」に改名します笑笑)
ここらへんを踏まえて読めば、さして問題はないかと思います。(オリジンや友人関係の設定は生きています)まぁデッドプールが主人公の時点でストーリーが混沌と化すのは茶飯事なので、こんなのは微々たることですね笑
『7人の傭兵』
デッドプールはヒーローグッズ販売事業の傍ら、傭兵事業も立ち上げます。腕利き?のならず者達を集めてデッドプールの衣装を纏わせて各地で任務を遂行しています。「金と世界平和の為」らしいですが、ほぼ慈善事業と化しており、金払いは悪く、メンバーの不満は募る一方…。個性豊かなメンバーは是非、本誌で確認して頂きたい。が、特に異彩を放つ男が1人。マッドキャップだ。狂気に蝕まれ、超再生能力を持つ男。もう1人のデッドプール…。
デッドプール誌を追ってた人ならご存知かもしれませんが、コイツは筋金入りのヴィランなんですね。今回は味方の様ですが、コイツの存在や不気味な笑顔が物語の不安を掻き立てます。
『正義のヒーロー・デッドプール』
デッドプールは今までもヒーローになろうとした事はありましたが、上手くいった事はほぼ皆無。しかしこのアースのデッドプールは正にヒーローのソレでしょう。世間にも大人気、見返りを求めず行う善行。アベンジャーズの資金繰り。見ていて涙が出るところでした。むちゃくちゃで軽口は叩くし、汚い言葉も吐きますが、いつもとは明らかに様子が違います。いつもの言い得ぬ不安定さとも言うものがないのです。こんなデッドプール初めてです。いつもと違うデッドプールも魅力的です。
『崩壊する日常』
デッドプールはあらぬ殺人容疑をかけられ、警察の聴取を受けることになります。被害者のダイイングメッセージはデッドプールが犯人であることを物語っていました。しかし本人に心当たりはありません。いつものデッドプールならここで暴れてもいいものの、今回は大人しくお縄につくのでした。しかし、護送車での移送中他のデッドプールから襲撃を受けます。RPGをモロにくらい横転する護送車。一方港ではデッドプールに扮した一般人が暴動を起こし大暴れです。一体何が起きているのか。誰かが裏で糸を引いているのは確実。デッドプールの健全なヒーローとしての日常は、確実に音を立てて崩れ始めるのでした。やはりいつものデッドプールでしたね。彼は平穏とは無縁の存在です笑
正体不明の敵の出現を受けマークス・フォー・マネーのコスチュームを7人7色に変更したデッドプール。まるでスーパー戦隊w
偽デッドプールを炙り出す作戦の一つですね。
襲撃時に上手く躱され激おこぷんぷん丸のデッドプール「てめぇ、ぶっ◯してやる!」
その後とんでもない作戦を実行します。
エリー「ママは今も怒ってるわ」
デッドプール「サメをおびき出すために血を撒いただろ」
そう。実の娘のエリーを囮に選んだデッドプール。敵はデッドプールを貶めるのが目的のようなので、これ以上のエサはないぜ…。しかしデッドプールよ、お前は…笑
その刹那。
「BLAM!! BLAM!! BLAM!!」
エリーに向かって銃弾が放たれました。
エリーが目を瞑るやいなや、気付くと、ある男の腕の中。ピエトロです!マグニートの息子!クイックシルバー!!映画「X-MEN アポカリプス」での活躍を彷彿とするイケメンぶり。ユニティ・スクワッドに身を置くデッドプールにミュータント達が協力してくれるのは、どこか微笑ましいというか、嬉しく感じますよね。
エリーは無事にキャップに引き渡され、デッドプールは今回の黒幕と対峙するのでした。
『狂気のマッドキャップ』
犯人は何を隠そう、あの狂人マッドキャップでした。何故、コイツはデッドプールを貶めようとするのか。動機の一切が不明です。デッドプールは暴動鎮圧中の「マークス・フォー・マネー」の面々に連絡を取りマッドキャップの排除に取り掛かりますが…。
マッドキャップは超再生能力に加え、精神操作能力、痛覚がない強敵です。一筋縄ではいきません。デッドプールも交戦しつつ理由を問いただしますが……なんかマッドキャップ…おまえ、メンヘラの彼女みたいなこと言ってやがんなァ。「傭兵部隊でだって注目されるのは貴方ばかり!もっとアタシを見てよ!!アタシを捨てやがって!もう耐えられない、貴方を絶望に叩き込んでやるわ!!キィーー!」まぁ、ただなんか煮え切らない感じではあるんですが、追い詰められた?マッドキャップはチタウリの光線銃を自分に放ち自害します。(多分死んでない。こりゃ次の登場も早そうだ。)
『悩めるウェイド』
マッドキャップが消えてしまうのはデッドプールの理想の答えではありませんでした。マッドキャップの行為は許せないですが、彼はもう1人の自分であり、友人。
(マーベルナウシリーズ、ウェディング・オブ・デッドプールを参照)
デッドプール。いやウェイドはこの事件を皮切りに自らの在り方に頭を悩ますのでした。そこに現れるデッドプールフリーク達に軽快に対応する姿はもはや、デッドプールなのでしょうか。「貴方にはその価値があるから」ビルの上の看板の俺ちゃんがそう言っても、デッドプールの気持ちは深く沈んでいくのでした。
「もちろん平気さ」「デッドプールなんだぜ」
そう言い残した彼の拳からは、血が滴るのでした。叩き割った自分の広告を背に。
「いつだって平気さ」
『まとめ』
遂に来ましたね!デッドプールの新シリーズ!
私はデッドプールが一番好きなキャラクターなのでついつい文章が長くなってしまいました。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
いつも明るくて破天荒なデッドプールが違う一面を見せつつありますね。本誌にもある通り、テーマは「自分探し」になっていくような気配がありますね。デッドプールがこの先どうなって行くのか不安と期待に胸を膨らませながら、次号を待ちたいと思います。
来年には映画「デッドプール2」も控えています。マーベルナウからワールズグレイテストを読破してスクリーンのデッドプールの活劇に備えようぜ!!もっとデッドプールが楽しめること間違いなし〜!!
と、こんなところで今回は失礼します。
ではまた次回!閲覧ありがとうございました!
Doro
Twitter: @DORO_WILSON6
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