槍が降ってもアメコミが読みたい。

アメコミの感想ブログです。

インフィニティ・ガントレット

明けましておめでとうございます!

ドロです。

 

昨年は公認ブロガーに選出して頂いたこともあり、色々な方と出会いのきっかけがありました。ツイッターを始めとして、皆さま本当にいつも有難うございます。

本年も精一杯。たとえ『槍が降っても』アメコミの記事を書かせていただきますので、何卒宜しくお願い致します。

 

さて今回ご紹介するのは

「インフィニティ・ガントレット

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本年2018年に控えるMCUの最新作アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」の原作ともなる作品です。

 

これは予習しないわけにはいかないでしょう?

91年に出版されたミニシリーズの翻訳版なので例によって、皆様が知っている設定とは若干異なることも多いのですが…。

そういうややこしいところも噛み砕いて突き進むのが〜我がブログ!!笑

臆せずページをめくっていきましょう!!

 

遥か銀河の彼方…。

彼のタイタン人は全てを超越した宇宙神の地位を得ようとしていた。

しかし、決して絵空事ではないのだ。

その左手に輝くは、六つのインフィニティ・ジェム。それらを携えた全知全能のインフィニティ・ガントレットだ。

全宇宙の生命の危機である。

地球のヒーロー達はその野望を阻止するべく決死の闘いに身を投じることになるのだった。

 

『狂人サノスと死の女神デス』

 

今回の物語の中心となるのがこの2人。サノスとはタイタン人という種族の生き残り。基本スペックでとても強い。

 

デスはmarvel世界の死を具現化、実体化した存在。実体のない抽象的な存在というより概念と呼ぶに近い。

 

「うーん…全宇宙の生者が死者より多いわ。これは不均衡ね。そうだサノスを甦らして全宇宙の生命の半分を抹殺させましょう。恐るべきパワーも与えて。」

 

事が始まるのはこの身勝手な発想から。

デスにホの字のサノスも(どこがいいのか笑)ノリノリで実行に移し始めるのです。サノスもデスをそそのかし、力を手に入れます。

方々の持ち主からインフィニティ・ジェムを奪い、遂には六つのジェムを手中にインフィニティ・ガントレットを完成させてしまうのです。

 

『インフィニティ・ガントレットとは』

 

六つのインフィニティ・ジェム

「魂」「精神」「時間」

「現実」「宇宙」「パワー」

を揃えた全知全能のガントレット

とか言われてもピンと来ないですよね。

簡単に言うと、思った事が何でもできるグローブです。何でもです。本当にやりたい放題。

想像を遥かに超えてきます。なんの制約を受けることもなく恐るべき力を振るいます。指をパチンと鳴らせば、自分以外の物質全てを消し去ることも出来るでしょうし、それを瞬時に戻すことすら容易いでしょう。

それを狂人サノスが手に入れたのです。

デスの気を引く為に彼は指を鳴らしました。

すると全宇宙の生命の半分は文字通り消滅したのです。地球のヒーロー達ですら、なす術なく。

 

『サノスに対抗する力』

 

まず1番初めに異変に気付いたのはファンタスティック4でもお馴染みのシルバーサーファー。彼が助けを求めに向かったのはDr.ストレンジでした。彼等を筆頭にヒーロー達は集結し、サノスをこれ以上好きにはさせるまいと奮闘する事になるのです。インフィニティガントレットにおいての見どころのひとつで、かなりの数のヒーローが集まってきます。MCUでお馴染みのヒーロー達はもちろん、それ以外のヒーローも多く出演します。ウルヴァリンサイクロップスなどX-MEN(ファクター)からの出演もあり、アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」の撮影を前にディズニーの21世紀FOXの買収があれば、また違う原作寄りの展開もあったのかなと妄想が膨らみますねー。そのかわり原作では一部登場しなかったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々が映画には出てきますからね。これも楽しみなところです!!

 

『宇宙の神々』

 

本誌ではギャラクタスを筆頭に様々なコズミックビーイング達が出演します。サノスはそれだけの脅威であるってことですね。

「アストニッシング・ソー」の記事でも書きましたが、大前提として私はコイツらが嫌いです。否、大嫌いです。もちろんデスも例に漏れず。

設定として均衡を保ったり、善悪を超越した存在のハズですが、なんか自分勝手ですし、割と均衡を崩してきやがります。エゴにも近い自我を持ってして抗うことの出来ない圧倒的な力を見せつけてきます。なんか小学生が考えた、『ぼくがつくったさいきょうのせんし』みたいなチープさを感じてしまうのです。(正直、Dr.ストレンジなんかもかなりギリギリのラインだと思ってます笑 いやアウトか。)

 

そんな奴らですら、いとも簡単に蹂躙できてしまうのが今回のインフィニティガントレットなんですよ…。コズミックビーイングですら見開き1ページでまとめて始末してみせます。(ザマァねェぜ!!)

ヒーロー達の努力。意志。結束。友情。なんてまるで意味を成しません。

 

んなもん!どうせいっちゅうんじゃ!!

 

この圧倒的な力にどう対抗するのか、ここが本誌のストーリー部分のキモだと思います。なんたって勝率は限りなくゼロ。いや、全くのゼロ。絶対に何があってもゼロなんですから。

打開策を巡らせながら、ページをめくるのがワクワクさせてくれますね。

同時に原作ではこうだけど、映画版でのアプローチは…?なんて考えると原作が活きた楽しみ方ができそうですよね!

 

『決死の大作戦』

 

アダムウォーロックをリーダーに、ついに地球のヒーロー達はサノスとの対決に赴きます。

勝ち目はゼロ。アダムのプランに僅かな望みを託し、一斉攻撃をしかけるのでした。

しかし無情にも次々と葬られていくヒーロー達。(酷い殺され方します)

生き残る者も僅かとなった時。プランの真実が明かされる。インフィニティガントレットを、サノスを制すことは果たして出来るのだろうか…。

 本当にバタバタと倒れていきます。お馴染みのヒーロー達が。アダムやシルバーサーファー、ストレンジなんかは地球のヒーローの中でも群を抜いて強いですが、それでもインフィニティガントレットの前では塵も同然。となればやることはひとつ。インフィニティガントレットを奪うのだ!結局のところバチバチのバトルをするってよりかは、策を巡らせた椅子取りゲームの様相なんです。とはいえ各ヒーローをフィーチャーしてサノスに挑ませていくシーンはかなり見応えがあります。本誌ではここに、勝てない戦だろうと果敢に挑んでいくヒーローの精神、意志などを感じることができました。しかし、この展開をスクリーンに持ってきては、退屈に感じる人も多くなってしまうと思います。それ故にどうやって落とし込んで来るのか、原作を読んで、違いを楽しめるのはこの部分が大きいだろうなと思います。

 

『まとめ』

 

いやーアベンジャーズ:インフィニティ・ウォー」楽しみですね!!ついつい映画の宣伝みたいになってしまいました。本誌を読んでから映画を見れば映画はさらに面白く、そして映画を見てから本誌を読めばまた更に面白い!二度美味しいですね!実はこのコミック、コズミックビーイング大嫌い症候群の私からするとちょっとヤダなぁなんて思ってたんですよ。正直なところ。初出も古いですし、粗も目立つのかなぁなんて。でも読み始めたらそりゃもー面白くて!結構なページ数なんですが、サクサクと読めました。映画のMCU追ってる方なら、原作知識がなくても全然平気!!むしろ当時の設定と今の差が楽しいくらいですよ。きっと。あー…そうそう。ガーディアンズのネビュラ。映画版ではどうなっちゃうんでしょう。原作を読んだ後だと私はここが一番気になって、夜も眠れません。

 

ではではみなさん。今宵も閲覧ありがとうございます。

夜更かしすんなよ!おやすみなさーい!

 

 

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