槍が降ってもアメコミが読みたい。

アメコミの感想ブログです。

スパイディ:アフタースクール・スペシャル

こんにちは!ドロです!

 

4月を迎えて新しい環境に飛びこんだ人も多いのではないでしょうか。新たに高校生や大学生、就活を終えて晴れて社会人になった(Well Come To Hell !!)人もいると思います。

 

今まで築き上げてきたものを過去に、新たな地で頑張っているとモチロン嬉しいこともあれば、辛いこともあると思います。でもいつか挫けそうになった時にはきっと誰かが手を差し伸べてくれます。

 

そう『親愛なる隣人』も、その1人です。

 

ピーター・パーカーも蜘蛛に噛まれた事で新たな環境に身を置かざるを得なくなりました。大切な人との別れ、力の使い方、倒すべき悪、そして…学校生活。初々しい頃のスパイディの活躍を描く今作は…!

 

『スパイディ:アフタースクール・スペシャル』

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スパイダーマンの初期を描く今作。ピーターがスパイディになったばかりの責任と決意に揺らぐ頃をコミカルにまとめています。話題のあの人やあの大物ヒーローとの共演も!!おなじみシニスター・シックスも出演して、気軽にスパイディにたっ〜ぷり浸れる一冊。細かい説明なんかはすっとばし気味なので、初期の活躍…とはいえ、どっちかというとファン向けの一冊な気がしますね!

 

『青年ピーター・パーカー』

 

ご存知の通り、大きな使命を背負うことになったピーター。「大いなる力には大いなる責任が伴う」わかってはいても、中々簡単なことではありません。ヒーロだって彼はまだほんの子供です。学生生活を通して、恋に友情に(友人って言ってもフラッシュなんですけどね。)奔走する中ヒーローとしての自覚を育てていく様子が本誌では見ることができます。ヒーローもヒーロー業だけに徹しては人として完成しないと思うんですよね。私生活で色々な体験をしてこそ、人の痛みを知り、何が自分にとっての闘うものであるかを理解することができると思うんです。スパイダーマンのいいところは突飛な経験に基づくヒーローではなく、より私達に近いところにいるヒーローであるという事なんです。その青年期のバックボーンをコミカルに楽しく見せてくれますよ。(いまさら重苦しいパートなんていらないよ。何回ベンおじさん殺すんだよって。ほんと良く耳にしますよね笑)

 

『キュートなスパイディ』

 

初期の青年期のスパイディだ。とは散々申し上げておりますが…。なんか本誌。スパイディの作画も可愛いんですよ〜…。全体的にデフォルメの効いたアーティストさんなのかと思ったんですが、今回共演するキャップブラックパンサーはしっかりと筋骨隆々なんです。(さらっと言いましたが陛下と共闘するんですよ。インフィニティ・ウォーを前に)つまり、スパイディだけなんですよぉ〜…。ほんとひとコマひとコマで魅せてくれます。いつもの軽口はもちろん、相手をからかうかのような飄々とした態度をみて「フフフッ…」ってなっちゃうくらいなんです。え。気持ち悪いですか。いーやいや、きっと皆さんもそうなりますよ。スパイディ好きの皆さんに眼福タイムを与えてくれること間違いなしです!笑

 

『まるでアトラクション!』

 

皆さんUSJは行ったことあります?あるって方は間違いなくスパイダーマンのライドは体験していると思うんですが…。怒涛の勢いでドックオク、エレクトロ、ゴブリン、カーネイジ、サンドマンと出てくるんですよ!(合ってるかな?)本誌でもシニスター・シックスを相手にスパイディは戦うことになるんですが。クレイブンにはじまり、他のシニスター…達が勢揃いします!(もちろんミステリオもいるよ!)これが、さもUSJのアトラクションのように猛スピードで展開していくんです。最終決戦はシニスターシックス全員を相手に大立ち回りを見せてくれます。ページ数もライトで読みやすいこともあり、疾走感がありますね。そこに前述したようなピーター青年の日常を絡ませていることで、スパイディの成長を供に過ごしているかのような錯覚すらあります。流石のスパイディもシニスター・シックス全員を相手にするのはキツい。ピンチです。でも私達はスパイディの努力も思いも知っています!頑張れスパイディ!君ならできる!!そこで立ち上がるスパイディの姿はまるで我が子を見るが如く。

30分でスパイディの青年期をアトラクションのように体感できます!

 

アメイジングスパイダーマン

 

様々な苦悩を超えて、スパイダーマンはヒーローとして成長していきます。数々の邪悪な存在が彼の道を妨げ、大切な物を奪おうと画策します。時には死ぬほどに辛い出来事にも直面します。青年として悩み、ヒーローとして悩む。でも彼はいつだってその壁を超えて見せます。何故なら彼こそがアメイジングスパイダーマンだから!!

 

そうなんです、もうお分かりかと思うんですがこれは単にスパイディの初期を描いた、単発ものではなくて、スパイダーマンがヒーローとしての自覚をもち、ヒーローとなるまでをコンパクトにまとめているんですね。

それにはやはりキャップことキャプテン・アメリカとの出会いは重要なシーンでした。

街の人々に快く思われていなかったスパイダーマンの評判を覆し、きっかけを作ったのはキャップでしたね。スパイディが質実ともにヒーローになるのにキャップの存在はなくてはならなかったですね。

そうやって様々な経験を通してスパイダーマンは一人前のヒーローになっていくのです。

 

『まとめ』

 

あー。よかった。スパイディが可愛かった。

 

私のはじめてのスパイダーマンとの出会いはマーベルVSカプコン2 だったんですが、もう一目惚れでしたね。ビビっときちゃって好きになりましたね。そのスパイダーマンのバックボーンをしっかり理解したのはサム・ライミの撮ったスパイダーマンでしたね。そんななんで、私にとってスパイダーマンは格好いい存在だったんです。自分の中のアメコミヒーローの先駆けですからね。しかし、成長に伴いどんどんスパイディを知る中で違う一面も見えてくるんですね。可愛いんですよ。スパイダーマンって。その点、現スパイディのトム・ホランドはそこも上手く突いてますよねー。

ってなんの話でしたっけ。笑

あー、そうです。単純にヒーローとしての一面以外も見えてくるんですよ。そんなとこも面白い本誌です!

 

では今回はこんなところでお暇します!

閲覧ありがとうございました!

 

 

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