ハーレイ・クイン:ジョーカー・ラブズ・ハーレイ
こんにちは!ドロです。
冬もそろそろ終わりを迎え、春が訪れようとしていますね。お寒い毎日もサラバ!!しかし寒さに変わって今度は花粉が私達を苦しめるのです…花粉をガードできるスーパーパワーがあれば…!そんな春は出会いと別れの季節だとかなんとか。どうやら、DCコミックスのハーレイも、かつて道を判ったプリンちゃんと再会を果たすようですよ〜?
そう、今回ご紹介するのは…
です!
ここ最近になってハーレイ誌にも多く目を通すようになってますが、ほんとどれも傑作揃い!
アップテンポで爽快感があって笑える!そんな作品が多いので、元気になれるんですよね。自分の中ではマーベルでいうところの「赤タイツ」と似たポジションにいる気がしております笑
アンチヒーローやヴィラン、ダークヒーローを偏食しているので、段々と…その、彼らの悪人としての認知が普通とはズレてきている気がしている今日この頃です。
『魅惑のヴィランズボディ』
物語はハーレイの休暇から始まります。(そもそもヴィランにおける休暇ってなんだよって感じですが)唯一無二の大親友であるポイズン・アイビーとキャット島に羽を伸ばしにきた美女2人。サイ・ボーグマンの所有するリゾート地で存分にお楽しみタイムを満喫するのでした。
なんといってーも注目するのはセクシーな2人のボディラインでしょう!!いまいちアメコミにおける女性キャラクターって可愛く見えなかったり、魅力的じゃないことが多いことも少なくないかなーっと思っているんですが、例外はあれどハーレイはいつもキュートに描かれていますよね。勿論物語のつかみとして伏線はあちこちに張られていますが、それ以上にプールではしゃぐ2人。ヌーディストビーチでくつろぐ2人。などなど男性諸君の目の保養になるシーンが私的にはイチオシだと言いたい!!一週間の休暇を終えて、アイビーとは涙の別れ。しかしコニーアイランド達の仲間たちが「まってたぜ!寂しかったよ!」と迎えてくれるのでした。
『レッドツール』
私は今回が初見のキャラクターなんですが…レッドツール…どうやら工具をモチーフにしたヴィランのようなんですが。どーーうにも既視感がある!!!黒基調に赤のライン全身タイツに目は白。喋る吹き出しは黄色がかっていて工具の形になるというこだわりよう。(つまりはスレイドよろしく、こいつも本名はナントカ・ウィルソンなんじゃないかってこと!)そして一目でハートを射抜かれてしまいました。そんなレッドツールはどうやらハーレイにホの字のようで、今回も作戦に同行してみたり、先走ってみたり。一途で、チャーミングなキャラクターのようです。ハーレイとの掛け合いなんかも見ててニヤニヤしちゃうくらいですよ。ジョーカーより彼と幸せになってほしい!まぁ、ハーレイを追っかけている方が魅力的にみえる気はしますが。多分、勝手な予想なんですが彼、人気爆発しかねないポテンシャルを秘めていると思います。
しかし如何せん調べようにも情報が少ないんですよ。(ブラック・ホワイト&レッドは買います)経緯とか能力とか詳しい情報をおもちの方は是非私のツイッターまで。今年のコミコンはレッドツールで行きたいです。笑
『Jの復活?』
なんやかんや言いましても、本書の肝はココです。アーカムにいるはずのジョーカーの出現。最早、ハーレイにとってはプリンちゃんではなく、憎き敵に。そりゃもう皆んな大騒ぎです。
今までの、のんびりとした空気が一気に張り詰めるのを感じます。ジョーカーの身の周りにあるもの全てが命の危機を身体の危うさを感じさせる程の迫力です。「話がある」とピリピリするハーレイに次に会う時間を指定して、約束を取り付けます。彼は何を企んでいるのか、話はどう転がっていくのか。あのジョーカーです。一筋縄じゃいかないだろうと、胸の高鳴りが止みません。ここで、でましたレッドツール。ハーレイが心配すぎて待ち合わせ時間に先回りしてジョーカーをンボっコボッコに(殺す気で)
勿論ハーレイは激怒。レッドツールは30日の謹慎を食らいます。ジョーカーの話を聞くためにボロ雑巾と化した彼をコニーアイランドのアジトまで連れて行くのでした。
『やっぱりヴィラン』
話を聞く…とは最早、建前同然で「改心した」なんてジョーカーの言葉には一切耳を貸す余地もなく、ジョーカーはひっどい目にあうことに…。ちょっと同情してしまうくらいに。でもここで思うんですよ。「同情?あのジョーカーに?なんで??」どんな危機的状況ですら、ジョークだとばかりに笑い飛ばす筋金入の大悪党で狂人のジョーカーに。疑問が確信に変わった時にページをめくるとハーレイはこう言い放つのです。
「あんた、一体全体どこの何者よ!?」
そう。節々に感じる言動の違和感。
情けなく見える表情。これが答えでした。
ハーレイが導き出さなければ答えにはなりませんでしたが、それでも流石の計算された作画で上手な見せ方だなぁ!と感心しました。
ジョーカーというハーレイの琴線に触れたこの偽物のせいで、ハーレイの顔つきはガラッと変わります。(スーサイドのときですらこんな顔してないと思う)拷問も酷いもんでしたが、終盤この一件に始末をつける時の冷酷さ、その冷たい眼差し、淡々と部下に命令を言い放つシーン。全てが彼女をヴィランだと再認識させると同時に、全身に鳥肌が立ちました。
映画「スーサイド・スクワッド」の影響もあり、ポップでキュートな一面が強く認知されていますが、彼女はやっぱりヴィランです。この温度差こそが凄まじい魅力なのだと確信しました。と最後のシーンと同時に私はすっかり今までより更にハーレイのファンになっていたのでした。そう。まるでレッドツールの様に…。
『あとがき』
いろんな意味で凄まじい破壊力をもつ作品でした。ハーレイの魅力を更に掘り下げていきたい方には是非ともおススメしたい一冊です。正直、ハーレイ全作品に目を通しているわけではないので、コニーアイランドの仲間達など、繋がりが不透明なまま読み続けているのですが…("そういうもの"なんだとあまり気にしてませんでした。)
今回登場したレッドツールは私にとってかなりドツボのデザインとキャラクター造形でして。
特に好きなキャラクターがスポーン、デッドプール、デスストローク。と言えばわかると思うんですが…本当にいい。どの話数にも登場していますし、DCとしても推しメンなんじゃないかな…!
DCに博識な方には是非彼についてご教授頂きたいです!!
あとですね、レビュー中では言及しませんでしたが、最後に口直しの如く収録されてあるハーレイのクリスマスの短編こちらもおもしろいので(レッドツールもでてるし)一見の価値ありありですよ。いつものポップならハーレイが見たいなら特に。
数あるハーレイ誌の中でも本誌は私的には1番充実した時間を過ごせたと言っても過言ではありません。
機会があれば是非お手に取って見てくださいね
では今回はこの辺りで!
閲覧ありがとうございました!
毎度毎度うるせ〜なって思うかもしれませんが結構ツイッターってモチベーションに繋がるんです笑笑
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WONDERFUL FOODS
こんにちは。ドロです。
ツイッターで反応してくださった皆様。
ありがとうございます。
これは私が学生の頃に作った絵本です。
とりあえず、はじまりはじまり。
(データが破損してるのでスマホ直撮りです。ご容赦ください。)
『WONDERFUL FOODS』
なーーーんて暗い物語でしょう。笑
これは食糧問題をテーマに描いたお話なんですが、より強く印象を残すために、インパクトのある物語にしたんです。(トラウマにするくらい)
基本的には子供むけで、在りし日の大人になって忘れかけたその時にハッと蘇るような作品にしたかったんです。その時に気付きがあればいいなと。
だんだんと色彩も無くなって。
一見煌びやかな物も真の邪悪な姿を見せます。
甘言ばかり吐くものは。
自分にとっての甘味は。
毒。
その身を侵すものです。
なーんて!
こんなこともしたりしてます、宜しければご感想など頂けると日々の糧になります!
それでは次回はアメコミのレビューでお会いしましょう!
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スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン
こんにちは!ドロです!
突然ですが、自分の父親がスーパーヒーローだったら…なんて考えたことありますか?
すごい魅力的ですが、反面。気が気ではないでしょうね笑
今回は実際にそんな環境に生まれ、ヒーローとしての使命を背負った2人が主人公の一冊!(もちろんスーパーマンも)
『スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン』
をご紹介致します!
スーパーマンを中心にしたショートストーリーがオムニバス形式で展開されます。
本誌はリバースシリーズの第2弾にあたるもので、第1弾には『スーパーマン:サン・オブ・スーパーマン』がありますが、読んでなくても全然大丈夫でした。(繋がりを感じる場面はありますが、それでも全然問題なし!)
全編全話とても面白いのですが、いくつかピックアップして魅力をお伝えしていきたいと思います!
『スーパーマンの日常』
悪党を倒して世界を守る…いつものスーパーマン。それが彼の日常…?いえいえ、彼にも愛する妻がいて息子がいます。今日はヒーローはお休みして、家族でお祭りに行くぞ!!
「絶対にスーパーマン的な活躍なんてしないって、約束できる?」
「約束するよ」
「やったァ!」
と、なんともハートフルな一幕です。
とっても楽しそうな、妻のロイスに息子のジョナサン!もちろん父であるクラークも。
これだけで充分に見る価値ありますよね!笑
ただまぁこれで終わるわけはなく、不穏な影がチラつくんですが…。
その、問題を片付けるシーンを一切見せないんですよ!徹底して家族の日常に(この家族の場合は非日常ですか笑)フォーカスした、この描き方はとても良いですね。
オチではまさかの展開でロイスには「スーパーマン的な活躍」がバレてしまうんですが、実にここも微笑ましく、そのままラストに繋がります。花火で彩られた月夜をバックに、家族3人でジェットコースター!!
最後までほっこりさせられましたね。
スーパーマン好きな方はマストな1話ではないでしょうか。
『スーパーサンズ!』
遂にDCの問題児2人が邂逅を果たします笑
そうです。スーパーボーイのジョナサンと、ロビンことダミアンです。
ジョナサンの力が徐々に発現しつつある中、それを危惧したロビンが監視を始め…遂には拉致。笑
もちろんブチ切れパパが乱入!!
ダミアンを止めに来てたバッツも息子を守る為にクリプトナイトのバットラングまで持ち出す始末 笑笑
ま、大した自体にはならず事無きを得るんですが…クラークとしても息子の能力の暴走を気にかけているようです。バッツと2人でデータを眺めながら(問題児たちはアルフレッドに窘められて別の部屋に)
「君や私を育てるとき…私たちの父親も…こんなに悩んだと思うか?」
「あぁ」「それが父親というものだ」
このシーンはなんか少し感慨深いですよね。
2人の育った環境や境遇を考えるとなんかホロリと来ちゃいます。
一方、親の心子知らずとはまさにこの事でダミアンの小言でジョナサンはブチ切れ!ダミアンのみぞおちにキツい一撃をお見舞いします。
あと一歩で殺し合いに…ってところでパパズ参上。ここ。めっちゃ怖いんですよ笑 お見せしたいんですが、版権上ブログでは難しいので載せられないのが残念で仕方ありません!
こんな怖いお父さんいませんよ笑笑
ホント…。
『力を合わせて』
こっぴどく叱られた2人は、装備を全没収され特訓施設にぶち込まれます。
そこを出たのも束の間、父親たちの考えたゲームに強制的に参加させられます。(団結力を身につけるためにです。)
機転を利かせ、持てる能力を遺憾なく発揮し、試練を乗り越えていく…のですが…こなしてはいても団結はできていません。
バットケイブに到着して待ち受けるのは真の試練でした。
バッツのヴィラン達のDNAが混ざり合った文字通りの怪物が現れ父親達とアルフレッドを捕らえています。
ここではじめて2人のニューヒーローは力を合わせて戦います。ジョナサンのスーパーパワーとダミアンの練達された武術が組み合わさり、みごと敵を打ち果たします!
みごと「スーパーサンズ」となったのでした。
場面は変わって
誇らしげに息子達の話に花を咲かせる2人。
ただ目を離した刹那、また大喧嘩をおっぱじめるのがこの2人。
どうにも父親達の苦悩がなくなることはなりそうです笑笑
この息子達が織りなすドタバタ劇、噛み合わない2人がなんとも可愛らしいです。ダミアンとジョナサンが合間合間にみせるコミカルなシーンが笑いを誘いますね。
この2人がこの後どういった活躍をしていくのか、力を合わせてまた我々を笑わせてほしいですね!笑
『まとめ』
今回ご紹介した話の他に掲載されている短編もすご〜い面白いんですが、どうしても説明が必要になって長くなってしまうので、やむなく切りました!(そしたらちょっと短めの記事になっちゃったんですが笑)
個人的にDCにはヘビーな話が多いイメージがあるんですが、本誌はとてもコミカルで明るく楽しい気分にさせられますね。ある種の父と子のコメディロードムービーを見ているかのような。そこにバッツ親子も登場してテンションは最高潮に 笑
息子達との話もそうですが、どの話にも家族の繋がりや愛を思わせるシーンがありますね。
たぶん本誌のテーマになってるのは「家族」だと思うんですが、スーパーマンというスーパーヒーローとして活動する特殊な夫であり父をもつ環境であるからこそ、よりその繋がりは深く見えてきますね。これから先には、並大抵ではない試練が待ち受けていることも少なくないと思います。ただ、本誌でこの家族の強さがよく分かりました。それにクラークにはバッツをはじめ心強い仲間も多くいます。きっと、どんな苦境も乗り越えていけると思います!
ではでは今回はサクッとこのあたりで。
いつも閲覧ありがとうございます!
ではまた次回!!さよ〜〜なら〜
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スパイダーマン/デッドプール:サイドピース
こんちゃー。ちゃんドロです!
またまたやってきましたね!お楽しみタイムが!デッドプール(×スパイディ)の新刊はホントいいペースで刊行されてますよね〜。
特にこの2人の人気は今、留まるところをしらないですね。
ということで!今回は!
始まるよ!!
本誌はデッドプール×スパイダーマン:プロローグ、ブロマンスに続く2作目、3冊目の作品ですね。(プロローグはエピソードゼロとしているので0作目扱いです)
とはいったものの、実は今作はブロマンスの物語の続き…ではなく、2人の短編集になります。(最近短編集の記事が多いな…)
短編集のいいところでもありますがストーリーの前後を気にしなくていいので、デップーとスパイディの掛け合いを気軽に楽しみたいならばうってつけの一冊ですね。
『俺ちゃんはハリウッドの夢を見るのか』
暇を持て余していたデッドプールは、サーモン・スタントマンに映画「デッドプール」のスタントをやらないかと誘われる。そのお手伝いをスパイディにお願いして2人はスタジオに向かうが…果たして「全然怪しくない」お仕事の行く末や如何に?
実写映画が公開されてからというもの、ライアン・レイノルズいじりに余念がないなと思うデッドプール誌の今日この頃。全てで五話収録されている中でも一番ジョークが冴えていると思った話です笑
当然、デップーが向かう先にトラブルあり。
スパイディと一緒にハリウッドで大暴れの大立ち回り!いつもは喧嘩しちゃうスパイディも今回はノリノリでジョークとウェブを飛ばしまくっています。
すったもんだでスタジオはめちゃくちゃ。騒動のあとスパイディの助言をうけて監督は天啓を得た様子。「なるほど!これでデッドプールの映画が生まれるオチだな!?」創られた映画は…ここはもーーう大爆笑!!!DCコミックスに怒られるんじゃない?笑笑
デップーとスパイディの軽快なフットワークと最後のオチがみたい方はマストバイですb
『ミステリオの日』
これはレトロ回。1968年アメイジングスパイダーマンに掲載されるはずだったが、当時の社会背景を考慮してお蔵入りになった、デップーとスパイディの伝説的邂逅…。
デップーがヴィラン然として活動しているのはなんだか新鮮な感じさえしますね(根幹は変わらないのは50年前でも同じ)
この話のテーマは政治的な要素が多く、この2人には似合わないような気もするんですが、デッドプールの存在がスパイディ誌に対してある種のスパイスになっているように感じます。
と言うのも、終局、スパイディが悪者を捕まえてお終い…ではなくてデッドプールが逃しちゃうんです。
「本当に甘ちゃんだな。こういう金持ち連中は罪に問えないよ」
「金持ちは刑務所には行かない!お前は裁判でマスクを外して証言できるか?」
なんて台詞と供にデッドプールらしくも恐らく当時のアメリカが抱える政治的問題をデッドプールを介して皮肉っているのかなと。只の勧善懲悪で終わらせないで皮肉っぽいのはスパイディらしくデップーらしいですね。(ミステリオは噛ませ役で出演!)
『プレステージ:ペン&テラー』
ラスベガスで高名なマジシャンでコメディアンのペン&テラー(wikiですぐでてくる!)
そのペンが脚本を担当して…本誌にも登場する。もちろん彼の(コミックの中の)思惑通りに話は進んで行く、デッドプールですら抗うことは不可能!!相方のテラーとデッドプールを一週間入れ替えちゃうお話です。
デッドプールの第四の壁を破壊する能力が存分に生かされてますね。メタ表現…というか、メタそのもの、むしろメタ以外では構成されていない…くらいの話。
入れ替わったテラーはスパイディとヒーロー活動を始めますが(スパイディは入れ替わりをしらない)なぜ気付かないスパイディ!(あ、ペンが脚本を書いてるからだ!)それにヴィランにでくわしてもテラーが全然ピンチにならない!(あぁ、ペンが脚本を書いてるからだ)しかも、不思議とデッドプールが大人しくしてる(そうか。ペンが脚本をかいry)
とは言っても流石に有名なコメディアンなので、話の流れは綺麗でオチもちゃんとしてる。
デッドプール/スパイダーマンにおけるコメディ回の傑作のひとつになったかもしれませんね。その秘訣はもちろん、ペンが脚本を書いているからだ!!
『サターンが街にやって来る』
ヒーローもヴィランも一時休戦。それが誕生祭…聖なる夜…。ヒーロー達はデッドプール主催のパーティーを楽しんでいた。誘われなかったスパイディを除いて。そんな中、街ではサンタ面の大男が民間人を千切っては投げ、千切っては燃やし、千切っては…。パーティーを追い出されたデッドプールは(ホストなのに)スパイディと組んで騒動の解決に向かうのだった!
まず。この話。
収録されている話の中で一番好きです!!!
大虐殺を繰り広げるサターンの解決をバトルでしないんですよ。彼を満足させて大人しくさせよう!ってんでクリスマスにサターンの接待をするんです笑(神様なので満足させたら殺した人は元に戻してもらう約束。神!便利!)
私たちがするであろう、暴飲暴食と娯楽と悪ノリの限りをデプスパコンビとやり尽くすのです。面白くないわけがない!USJの次のライド系のアトラクションはこれにしてほしいくらい。
エナジープール(デッドプールプロデュースのエナジードリンク)でおかしくなって「Amaziiing!(スゴ〜〜い)」しか言わなくなったスパイディは超キュート。ファン垂涎のコマが約2ページ近くありますよ笑
ここ最近のデプスパで最もハイテンションでクレイジーなストーリーです。
コレを読まなきゃモグリだぜ!是非!
『大怪獣おナス』
チミチャンガ大食い大会という魅惑の嘘に騙され、謎のクソガキ集団…もとい魔女JKの集団に捕まったデッドプールはシクラー召喚のダシにされていた。デッドプールの血を糧に魔法陣から召喚された「運命の伴侶」はシクラーではなく、スパイダーマンだった!死んだ大魔女である校長の憑代にシクラーを用意するはずの彼女達だったが…その憑代はスパイディになってしまったようだ。
シチュエーション自体は大怪獣と闘う展開と、珍しいもののやる事といえばいつもとなんら変わりはありません笑。
ただ今回はデッドプールとスパイダーマンの絆がより深まるのがみえる一幕で、そこが魅力だと思っています。デッドプールがスパイダーマンを「運命の伴侶」だなんて思っているのはいつも通りで、まさに「ブロマンス」的なのですが、スパイディも表にはださなくともデップーの事を大事な友人だと思っているようなシーンが垣間見れます。デップーが大怪獣に食べられてしまうシーンで
「友人は言い過ぎか。疫病神に近いかもね。」
「でも、僕の疫病神だ!」
なんて叫ぶシーンはツンデレそのもの。2人は友人であり厄介な関係。でも、この微妙な距離の2人を見続けていきたいですね笑
『あとがき』
いつも思ってたんですが、『まとめ』では何もまとめていないんじゃないかと笑
これからは『あとがき』にしたいと思います。
いやー楽しいですねー、デプスパシリーズ。
キャラクターの関係性が日本にマッチしているというか。ヒットするのもわかります。
アメコミライト層の取り込みに関してもこの2人は一役買っているんじゃあないでしょうか。私は元々この2人は独立して好きだったので、単にそこで掛け合いが見れる事に嬉しかったのですが、違う視点から見て興奮する人も少なくないとかなんとか。二次創作で2人が組んず解れつ…なんてのはあくまで2人は友人なので…あんまり好きじゃないんですが。なんたって公式で「ブロマンス」ですからね…もう。諦めました笑
今回のオマケのトントン相撲で存分に組んず解れつさせちゃってくれればいいと思います!
この先、デップーやスパイディといった軽快な一面も持つキャラクター達がアメコミの間口を広げていってくれると思います。
更なる躍進に期待して、次回の「イッツィ・ビッツィ」を待ちたいと思います!
それではまた次回!
閲覧ありがとうございました!!
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「槍が降ってもアメコミが読みたい」
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タスクマスター:失われた過去
こんにちは!ドロです!
新刊のラインナップ的に次のレビューが予想できた方もいるのでは?笑
デッドプールがきたら次は勿論…
『タスクマスター:失われた過去』
ということで、今回はタスクマスターの新刊をご紹介します!!
実はタスキーは今回が初翻訳だそうで。
初めて出会う方もいらっしゃると思いますからまずはタスキーの話から始めましょう。
日本。東京のダイナー。「ハッピービッグファット」で男はラーメンをすすっていた。
ただし、普通じゃないことが2つ。男はヤクザに囲まれているということだ。
男はヤクザにあらぬ疑いをかけられている。
ヴィランズ側を裏切っており、ヒーローであるキャプテンアメリカ側のスパイなのではないかと。
そんなセリフをヤクザが吐くやいなや
「酷いでっちあげだな。不愉快極まりない。」
「確か、ヤクザは詫びを入れる時指を詰めるらしいな。」
「これでチャラにしといてやる」
"エレクトラ"の剣さばきで振り降ろすと、片手の指がごっそり無くなったヤクザが悲鳴をあげる。"キャプテンアメリカ"と見紛う体術でヤクザの壁を崩すと颯爽とその場から消えた。
もう、1つの普通じゃないこと。
それは男が「タスクマスター」だということだ。
『ハジメマシテータスクマスター』
CAPCOMから発売されているゲームソフト「MARVEL vs CAPCOM 3」で初の出会いを果たした方も多いのでは?
そう、アメコミ界数多いヴィランの1人。
数多の犯罪組織に出入りして一流のヴィラン達を養成するエキスパートです。
それも彼の持つ特殊能力「写真的反射能力」こと"フォトグラフィック・リフレクシズ"のなせる技である。
一度見た技は一瞬。でなくとも、短期間で完璧に自分のものに出来てしまうのです。体術に限らず、言語や知識も範囲内です。
その能力を利用して金になるヴィランを相手に商売をして生計を立てているのです。(自ら悪事を働いて戦うより金になるから)
とはいえ、完全なる悪人ではなく、立ち位置としてはデッドプールのような傭兵に近く、金次第では敵にも味方にもなりえます。故にデッドプールとは腐れ縁というか悪友というか。
そんなタスキーが今回の主人公です。
『その男10億ドルの賞金首につき』
アスガルドの包囲戦で多くのヴィランがお縄についたにも関わらずタスクマスター は無事だった。そんなことから何者かに裏切り者として10億ドルの賞金首にされてしまったわけです。勿論、ヒドラやエイムをはじめとする悪の組織達は総力をあげて彼を殺そうとします。もう彼のすぐそばに近づいており暗殺の機会を待ってるだけの連中すらいるほどです。
そんな中タスキーはとあるダイナーでビーチボーイズの「英雄と悪漢」(ヒーロー&ヴィランズ)を聴きながらウェイトレスのメルセデスと会話を楽しんで?いるのでした。
この後、もちろんドッタンバッタン大騒ぎになるのですが、その際エイムの連中が薬品で身体強化をしてムキムキになるんですよ。
そのときの
「エイムの!技術は!世界一ィィ!」
これは言わずもがな…笑
翻訳者の方悪ふざけが過ぎるかと笑笑
そんなこんなで襲撃を受けた際にウェイトレスメルセデスも巻き込まれて賞金をかけられてしまいました。命を繋ぐためにデマの真相を突き止めるために。タスキーとメルセデスの2人の逃亡劇が始まるのです。
『ドン・オブ・ザ・デッド』
どうやらタスキーは記憶を失っているようで殆どの人間との繋がりやら、経緯やらを忘れているようです。(デッドプールの事は覚えてたけどね)最初に逃げ込んだ先がメキシコ!!
ビラメヒコー!!
の悪党!ドン・オブ・ザ・デッド!(なんかショッピングモールに逃げて、武装したバスでゾンビを蹴散らしながら無人島に逃げたくなる名前ですね〜)
に匿ってもらうことに。
ここで判明する新事実。タスクマスター は髑髏のマスクを着用していますがこのマスクは死の女神サンタ・ムエルテを模していたようです。
結局ドンもイかれた野郎でメルセデスを殺そうとするもんですから持ち前の特技。フォトグラフィックリフレクシズを生かして窮地を脱します。(ここは必見。
メルセデスも敵の銃を華麗に奪い取り反撃に…って、あれ?君は一般人のウェイトレスだよね…?スペイン語も話せちゃうし…。
とにかく、ドンはDead Endですし。何も手かがりは得られぬまま、次の目的地に向かうのでした。果たしてタスキー一行の命運や如何に。
『真実の記憶』
タスキーは記憶の断片を辿りながら真相に近づいていきます。ヴィランとしての過去に悩み、葛藤しながらも手段を選んでいる暇はありません。
そんなタスキーを甲斐甲斐しく支えて同行するメルセデス。しかしそんな彼女どうも行動がおかしい。どうやらタスキーを監視してる様子で誰かに状況を報告しています。その相手は…。
ニック・フューリー!
そう。実は彼女シールズのエージェントだったのです。
一体何の為に彼女はタスキーを監視しているのか…謎は深まるばかり。
そして最終目的地、アンデス山脈はゴルシュトの城に到達した時、タスクマスターの真実の記憶が全て解き放たれることになるのでした。
と同時にこの逃亡劇の真意が、タスクマスター の闇が記憶の解放という光を浴びて徐々に姿を露わにするのです。
『失われたオリジン』
*物語の重要なネタバレを含みます!!
実はタスキー自身がシールズのトップエージェントであったことが明らかになります。かつてタスキーはアンデス山脈で特殊な任務に就いていました。ヘイトモンガー及びゴルシュトの排除です。ここではヒトラーの細胞から抽出した記憶のエキスの培養を行なっており、それを注入した戦士を製造しようとしていたようです。そう。そのエキスこそが、「フォトグラフィック・リフレクシズ」を生み出したエキス。
更なる強さを求めたシールズのタスキーは爆発に呑まれる研究所で最期のエキスを自らに注入したのでした。これにより重大な副作用。記憶が上書きされることで過去の顕在記憶を失ってしまうのです。
しかし、まぁ、この重苦しい新事実ときたら。
タスキー学生時代から能力使えていましたし。
何よりバッチリ記憶ありました。
今回から急に後天的に能力を得て、追加で記憶を失う設定が追加されました。
タスキーもそろそろ映画化の波に乗るんでしょうか笑(オリジンの追加は人気者の証!)
楽しみです。
そしてもう一つの事実。
タスキーは結婚していた。相手はお察しの通り。メルセデスです。
逃亡劇も終局を迎え、悪党どもが一気に押し寄せて来ます。いや流石にそこはタスクマスター と元シールズの奥様。華麗に敵をなぎ倒します。そんな中でタスキーは妻との記憶を徐々に思い出していくのです。
「結婚式のことも?踊った曲も思い出した?」
「ビーチ・ボーイズだろ。"英雄と悪漢"忘れるわけないさ」
と幸せな空気に浸るのも刹那。
敵の親玉レッド・シャート(名噛ませ犬)の登場です。奴は特殊な戦法を用いてタスキーを追い込みます。タスキーの能力を持ってしてもコピーが難しい様子…ではなく。妻との記憶を失うのを恐れていたのでした。
「もう君のことを忘れたくない」
「二度と」「絶対に」
今までの全技術を駆使し、最後にはレッドシャートの技をコピーしてレッドシャートを討ち果たしたタスキー。
しかし戦闘が終わったあとに、メルセデスを見るタスキーの目は、妻に向けるものではありませんでした。タスキーは彼女を一瞥するとフードをかぶり直し、その場から走り去るのでした。孤独に残された妻。メルセデスを1人残して。
『まとめ』
とりあえず言わせてください。
本作めっちゃ
おもしろいから!!!!
読んで!!!!!
正直、書ききれてない魅力がまだまだたくさんあるんですよー。96Pと短めなので、書こうとすると全て書ききってしまいかねないなぁ〜と上手く抜粋するのが難しくて、かなり苦戦してしまいました。
割とコメディ感の強い(個人的には)タスクマスターにかなりヘビィなオリジンが追加されまして…赤タイツと白髑髏の傭兵コンビは大きな十字架を背負うことになりましたね笑
今後この記憶を失う設定を引きずっていくのかは微妙な感じもしますが、タスキーのハードボイルドな物語展開に期待しています。
個人的にはドゥーム並みに好きな味のある、ヴィランなので映画化もできたらして欲しいな!と淡い期待を抱いております。
その為には。そうです。本誌を1冊。と言わず2冊、3冊とお買い求めください笑
では今日はこのあたりで。
閲覧ありがとうございます!
https://mobile.twitter.com/DORO_WILSON6
最近、ご感想をいただける機会が増えてきておりまして、本当に皆様ありがとうございます。ほんとうに一言一言が励みになります。
何気ない雑談でも構いませんので、どしどしお声掛けください。ツイッターでお待ちしております!
デッドプール:トゥ・スーン?
こんにちは!ドロです。
またまたやってきましたね!
冗舌な傭兵の新刊が!!
ついつい私も冗舌になるのはデッドプール誌の記事を書く時の仕様です。
(今回ネタバレ多めなので注意です。)
ということで、今回ご紹介するのは…
『デッドプール:トゥ・スーン?』
スクイレルガール。スパイダーハム。パニッシャー。アントマン。ハワード・ザ・ダック。フォーブッシュマン。そしてロケットにグルート。彼等を待つは謎の洋館。何故ここに呼ばれたのか。誰が何の為に…。
答えは簡単!俺ちゃんがお前らでクリスマスカードを作るためさ!!(言うこと聞くとは思ってないからしっかり脅迫ネタは掴んでるぜ)
じゃあシクラーに部屋の明かりを消してもらって…パニッシャーの暗視スコープを拝借したら…「3つ数えて…」『チミチャンガ!』
写真を撮り終えて、明かりを付けたらデッドプール:トゥスーンは「早すぎる」けどおしまいだな。その時、場を引き裂くスクイレルガールの悲鳴。彼女が指差す先には…無残にも胴体に首がサヨナラしちまったフォーブッシュマンが倒れて血の海を作っていた。これは…まだまだ終われそうにない。犯人を突き止めねぇと。
「こりゃまたとんでもねぇ難事件だ!」
今回デッドプールの新作ですが、前後の繋がりはほぼないです。短編集にあたるので本誌だけで余計なことは気にせずに楽しめますよ!言うならば、デッドプール珍道中。
登場するキャラクターも殆どお馴染みの面々。
ところで、フォーブッシュマンのキャラ造形めっちゃキュートですよね。
『名探偵デッドプール』
誰が殺した!?この中の誰がが犯人だ!とヒーロー達は疑心暗鬼に陥り、皆が皆を疑いはじめます。一先ず、場は落ち着いたもののなにも解決はしていません。デッドプールはフォーブッシュマンの葬式を終え(スーツのまま喪服きているデッドプールがスマートでカッコいいからファンは必見ですよ。本誌を買おう!)
「俺が絶対に犯人を見つけ出して、埋めてやるからよ」
「もちろん殺してからな」
と皆が悲しみに暮れるなか、事件の解決に息を巻くのでした。
ところで、なんで洋画とかの葬儀のワンシーンて雨降りがちなんですかね。
『相棒は木の実が大好き!』
スクイレルガールはデッドプールと協力して犯人を見つけ出そうと意気込んでいますが
「チップマンクスなんて、捜査の足手まといなんだよ!」
と彼女を必死に撒こうとしますが…(3Pも使って)リス女からは逃げられず。共同戦線を張ることに。
ほんとにスクイレルガールと組むのが嫌なんでしょうねデッドプール。なんとなくわかる気がします。一人でもろくな事にならなそうなのが、スクイレルガールが加わる事で拍車をかける気がしますもんね。読者的には。あとなんかちょっと空気読まずにどこでも声デカそうで生理的にとかね。
そんなこんなで、先ずは宇宙に帰る前にロケット&グルート容疑者から。目的地のサンフランシスコは遠いので、古いアベンジャーズ基地のテレポート装置を使って瞬間移動の旅へ〜。
それが更なる災難を生むとも知らずに…。
『あたい、スクイレルプーーールゥ…』
マジでヤバイ。
人間とリスとデッドプールが混ざって腐ったみたいなヤツが突然現れた。その新キャラクターの名前はスクイレルプール!!
どうにも瞬間移動の際に2人のDNAが混ざって生まれた模様。(ザ・スクイレル:リス女の恐怖ってとこね)ちゃんとスクイレルガールとデッドプールの遺伝子を受け継いでいるようで、しっかりブスです笑
なんとかこの場はしのいでスクイレルプールは捕獲。大人しくしてれば意外と可愛げがあります。スクイレルプール。
容疑者であるロケットとグルートは容疑を否認。グルートに至っては「現場には13人いた。」と。12人しかいたはずのない殺害現場に一つの奇妙な影が落とされます。
デッドプール達はスクイレルプールを連れてロケット達に別れを告げるのでした。
まさかそれが最期の別れの挨拶になるとは。
『容疑者は被害者に』
デッドプールが去ったあと、謎の影に襲われたロケットはクビが胴からロケット発射。グルートは粉砕機で粉々にされてしまいました。
後に出会うアントマンも断頭。(子供の頃って蟻に酷いことしますよね。)
現場や被害者には闇の力の痕跡があり、なら話は早い。シクラーの元へ向かいます。
なんと、シクラーの元には切断された仲間の首や粉々のグルートが丁寧に送りつけられていました。
闇の世界の住人の仕業なのは確定です。
もちろんシクラーだって容疑者の1人。
疑いを晴らすには異世界にも明るいマーベル界随一のDrに頼るのが名案ですよね!
『犯人はお前だ!!!!!』
魔法のチミチャンガでストレンジを助けたり、スクイレルプールを仲間にしたり、スパイダーマン達やウルヴァリン達にちょっかいかけたり、イタリア大使館でピザ頼んだりして、ようやく真相にたどり着いたデッドプール。(こういうのがデッドプール誌のみどころの一つ!)
なんと犯人は、シクラーの所為だと。
シクラーに気があるパエン=ウンブラと呼ばれる魔物が口説くつもりでシクラーに生首を送っていると。デッドプールのダチ公達はデッドプールへの嫉妬ゆえ標的にされてしまったのです。
ブチギレたデッドプールは仲間達と共にパエンを圧倒します。ストレンジが結界でパエンを包みますが、勢い冷めやらぬパエン。
「遊びすぎたな…ジョイスティックでも取り上げるか。」
スライスしちゃったのです。
その……パエンのその…ナニを。 ヒェエ。
喉元に刃をを突きつけ、パエンに死んだ仲間達を生き返らせました。
最後はシクラーの手料理「ロッキー・マウンテン・オイスター」こと牛の睾丸揚げを囲んでこれにて大団円です。他人のナニを切った直後にこのメニュー。さすがシクラー!ユーモアに溢れた奥さんですね!
『パロディのお祭り』
デッドプール誌ではいつものことですが、パロディがすごい!笑
これが古くさいアメリカのよくわからないパロディじゃなくなりつつありまして、有名映画や、近年の映画やらディズニーネタ、スターウォーズにライアン・レイノルズとあげればキリがないんですが、この遊び心がデッドプールのジョークと相まってファンの心を掴んではなさいんでしょうね。多方面に知識を広げれば、それだけ面白くなる。こんなコミックなかなか無いですよね笑
今回はアントマンとのあの名画の名シーンの再現が私的にはハイライト。ベタですけど。
本編の後にある『デッドプーロウィン』でも然り。ハロウィンとデッドプールのお話ですが、去年のハロウィンやコミコンの様子を思い出すような弄り方には思わず吹き出してしまいました。ところでこの『デッドプーロウィン』かなーーーーり面白い短編です。デッドプール✖️ハロウィン。これほどデッドプールに似合う祭日も無いなと、『イヤーオブマーベル』に収録して欲しかったですね!笑
『まとめ』
最近マーベルサイドとしても推しに推してるデッドプールです。勢いありますからね。奥様のシクラーも最近はデッドプールの影響もあってかコミカルな天然系の奥様になってきてます笑
人気の証拠にみんなコスプレし始めましたし、ツイッターでも良く見かけます。私がデッドプールに取り憑かれた始めた頃は国内では全然でしたよ笑
それにコミックの特典だって毎回ついてるような気がしますし!こんな感じで今回も入手必須ですよ!!(下記URLをご参照ください。)
http://books.shopro.co.jp/?news=201801deadpool_tokuten
私は毎回欲しいので、デッドプール新刊発売時は買いに行くこと多いですね〜。
また映画も、2作目がトレイラーもどんどん出されて盛り上がってきてます!
デッドプールを予習するなら今がチャンスです。上のURLにも既刊のものが紹介されてますよ。
デッドプールの更なる活躍に期待が高まりますね!
それでは!今回はこのあたりで。
閲覧ありがとうございました!!
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フラッシュ:邪悪なる閃光
こんにちは!ドロです!
関東は二回も積雪がありましたねー。関東の雪って踏み固められて…氷になって…滑りやすくなって危ないんですよね。寒いし。手から火を出す能力とか空を飛べるとか、はたまた運動エネルギーを自在に引き出して、雪なんて物ともせずに移動するとか…できたら楽チンなのになー笑
というわけで今回は
『フラッシュ:邪悪なる閃光』
主人公をフラッシュに、NEW52シリーズからの一冊です。
バットマンやアクアマンの時と同じく、本誌はストーリー的には中盤に当たるようでちょくちょく知らない事情やら設定やらがあるんですが(アメコミ紹介の上では最早通常運行な気もしますが)、例によって本誌だけでも充分に面白いので安心してください。
『スピードフォースってなんだ?』
いくら面白いとはいえ、分からないことをそのままにしては魅力も充分に伝わりませんよね。
前々からDCに明るくないって話はしていますが、フラッシュも例に漏れずです。申し訳ない。フラッシュの能力についても
⚫︎事故で雷、薬品を浴びる→超高速能力をゲット!
くらいの認識だったのですが(つまり本人の能力で高速化をしていると)それは間違いだったようで、どうやらスピードフォースという現世界と隣接する、運動エネルギーで満ちた意思を持つ世界にアクセスし、力を借りて能力を発現させているようです。つまり、スピードフォースにアクセスさえ出来れば私達でもフラッシュのような超高速能力が使えるって事です!ヤッタネ笑
フラッシュ作品の登場人物にもそういったスピードフォースを得て能力を発現させた人物もいるようで今回の物語のキーマンとなってきます。
『リバース・フラッシュ』
本誌におけるヴィランです。※以下リバース・
フラッシュと同じようなコスチュームに身を包み肌は赤々と鈍く光り、黒い装甲を身体に纏っています。正体は不明。スピードフォースに関わった者を次々と殺して回っています。何の為に殺すのか、目的も不明です。かつてスピードフォースに囚われていた人物の一人、マリッサ・レニーの殺害をきっかけに、フラッシュとしては当然放置するわけも無くリバースの行動を阻止する為に捜査を開始するのです。
フラッシュが超高速で「未来へ」進んでいくのに対してリバースは、一時的に「過去へ」時間を戻す事が出来るのです。(高速移動もできます。)
そんな強敵にフラッシュはどう立ち向かっていくのでしょうか。
『スピードフォースに関わった者達』
本誌の登場人物で、フラッシュ以外にスピードフォースに関わった人間が複数人でてきます。
⚫︎マリッサ・レニー
一番はじめにリバースに殺害された。女性。
ゴメスの恋人。
⚫︎フロイド・ゴメス
スピードフォースで力を得た一人。別名スプリント。男性。マリッサの恋人。リバースに殺害される。
⚫︎アイリス・ウェスト
フラッシュの友人で新聞記者、かつてスピードフォースに囚われていた。
⚫︎ダニエル・ウェスト
アイリスの弟。刑務所から出所して間もない。
このことから姉のアイリスとは不和が続いている。
⚫︎ダーウィン・イライアス
フラッシュのかつての友人。科学者であり、スピードフォースを研究している。しかし今はフラッシュに仇なす存在。
⚫︎アルバート・リム
別名ターボチャージャー。
自殺だと思われていたがリバースによって殺害されていた。
スピードフォースに関わった者たち同士は、なにか繋がりのようなものを感じるようでリバースはそれを頼りに惨劇を起こし続けているようです。
しかし、それならフラッシュはリバースの正体がすぐ分かるハズ…。しかしリバースの存在は感知することができないのです。スピードフォースと繋がりが深いフラッシュをなかなか襲わないのも腑に落ちません。フラッシュは原因の究明を。同時に物語も終局へと向かうのでした。
『スピードフォースの暗殺者の正体』
どうにもフラッシュのスーツがスピードフォースの繋がりを消していることが判明しました。
リバースからスピードフォースに関わった生き残りである、アイリスを守るためにスーツを手渡すと、アイリスと共に証拠を見つける為ターボチャージャーの殺害現場へ向かうのでした。
証拠からリバースの痕跡を見つけ(黒焦げのモノレールの破片。そこに皮膚組織が付着していた。)、DNAの鑑定をすると…待ち受けていたのは衝撃の事実でした。
DNA鑑定の間、フラッシュはリバースの痕跡の持ち主がイライアス博士だったことを知り、急いで現場へ向かうのでした。
そこで見たものは。
イライアス博士とリバース。イライアスはリバースではなかったのです。
リバースはイライアスの集めたスピードフォースを奪う為に襲撃したところ、フラッシュと鉢合わせたのです。これは運命か。それともページ数の都合か。
激しい攻防を繰り広げる2人。実力は互角でしょう。一進一退の展開が続きます。フラッシュの一瞬の隙をついてリバースはイライアスから銃を奪い取ります。(被弾した相手のスピードフォースを奪う特殊な銃)放たれた弾丸はフラッシュを貫き…ませんでした。
「ダニエル、やめて!!!」
一瞬で間に入ったのはまさかのアイリス。
そうです。DNA鑑定の結果はダニエル・ウェスト。パソコンの画面はアイリスの弟を映し出していたのでした。
『過去と未来』
ダニエルは事故により(前回、前々回などの巻の騒動の合間に)スピードフォースの塊にのまれ力を得ていたのでした。ダニエル、アイリスは過去に父親から暴行を受けていました。その暗い過去のせいで自らは荒れ、アイリスとの仲も台無しになっているのだと。
過去に戻り、諸悪の根源である父親を殺し、全てを取り戻すのだと。剥がれ落ちた皮膚をモノレールの装甲で覆い尽くして。
スピードフォースで力を得たもの達を殺すことでリバースの力は完全なものとなり、過去に戻る。その目的は銃で姉を貫いてもなお、揺らぐことはありませんでした。フラッシュの力をも取り込み過去に戻り父親を殺し、フラッシュをも手にかけようとした刹那。
「怪物ッ!」
まだ幼い頃の姿の姉は過去の自分を守るように抱えながら涙ながらにそう叫ぶのでした。
「出来事には必ず余波があるんだ!」
「過去に戻って歴史を変えても問題は増えるだけ」
「子供の頃、君とアイリスは父親に酷い目に遭わされて苦労したんだろう。でも、僕たちは過去の困難と正面から向き合わなくちゃいけない…」
「そうやって、人は強くなる。
人生で大切なのは前に進むことだ。」
過去に母親を殺されているフラッシュ、いやバリーだからこそ、綺麗事ではなく。何よりも重い一撃の如く。この言葉はダニエルに響くのでした。
膝を落とし敵意を無くした、リバースのスピードフォースを使い、時間、人、現象の全てを定位置に戻して全ては無事終わりを迎えるのでした。
『まとめ』
ほんとNEW52シリーズは読みやすいですし、面白い。今回は「過去に囚われず前に進んでいこう」ってテーマがどっしりと、強く伝わってきましたね。最後、リバースの力を使って時間を戻しましたが、殺害された人達までは戻ってないんでしょうかね。少し気になってます。
スピードフォースがそもそも存在しなければこの惨事は起こり得なかった。しかし、バリーはそれでも「スピードフォースは人類の為になる」と、責任を負っていくと言い放ちました。
フラッシュはヒーロとして、それは閃光の如くとはいかなくとも着実に、前に前に進んで行くんでしょうね。
フラッシュの更なる活躍を期待しながら今回はここらで、おしまいです。
閲覧ありがとうございました。
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